Re.(30) 断熱膨張に伴う温度低下の関連性

  • 投稿No.936 元投稿No.933 風のたよりさんへの返信
  • 投稿者:A
  • 投稿日:2022-01-27 14:03:10

> Aさんへ
> 返信ありがとうございます。
> 以下2点を教えてください。
> 1,ベニヤ板は客室側にあった物でもいいのですが、それにリベット付けされたアルミ板は与圧室の外板ではないのでしょうか?
> 2,機体に開いた穴は隔壁と天井部分と書かれていますが、両者の金属に穴が空いたという意味ですか?
> > 申し訳ございませんが、新聞には「客室に使われている」天井ベニヤ板とあります。
> > 与圧部分の材料です。
> > あくまで機体に穴が空いた部分は後部圧力隔壁と天井部分のみであって、機体の1番外側の部分に穴が空いたわけではありません。
> > 与圧部分で機体の外板に穴が空いて青空が見える状態であれば、もっと激しい急減圧が起こるはずですが、その証言はありません。

お答えします。
1.新聞を見る限り、客室側(与圧室側)です。
それが後部圧力隔壁を通って外に出ました。断熱材が水平尾翼にたくさん詰まっていたことと同じ現象です。
https://d.kuku.lu/91e900ccc

2.飛行機の天井というのは「内装で使われている物」に区分されます。
そこの与圧室側に穴が空いたと生存者が証言しています。
これは決して「飛行機の外壁に穴が空いた」わけではありません。
もし空いていたら、そこから後部座席の人や物が吸い出されるでしょう。
飛行機に乗った時、平らな天井がありますよね。天井が無かったら、飛行機の丸い外板が見えてしまうことになります。

参考(B747‐400)機体構造 
https://images.app.goo.gl/xkCe8P7e8ZxsvP9b9

機内からみた天井
https://images.app.goo.gl/3aNSm3PwfoauGfGy7

ペットボトル風洞実験

  • 投稿No.934
  • 投稿者:人見徹
  • 投稿日:2022-01-27 06:12:27

航空機については、プラモデルを作るのがせいぜいの素人です。

機体の尾部に穴が開き、与圧が抜けたあと、機内に風が吹くのか?

イメージがわきにくいので、ふと衝動的に、ペットボトルと線香と扇風機、粘土等を使って(子供の遊びレベルですが)実験してみました。乱暴ですが、イメージの取っ掛かりが欲しかったのでご容赦ください。

たまたまあった「アクエリアスマルチビタミン500ml」(高さ205mm)のペットボトル側面に錐で穴をあけ、火の着いた線香を差し込みます。

高さは底から(単位mm)31、57、85、117、133の5ヶ所です(テキトーに開けた)。線香は粘土で固定しました。

ボトルは水平状態とし、(機体のイメージ)キャップはありません。口の内径は22。無風状態です。

しかし、そのまま2分半程で、全ての線香が消えてしまいました。
キャップのないオープン状態なのに、酸素が供給されないのか、消費量に追い付かないのか。

実は煙の排出で空気の動きを見たかったのですが、これではムリ。
方針転換です。

次に同じ状態で、ボトルを扇風機(強度は2/3)の前に、口を風下側にして、水平に置きました。(123便の機体にみたてて)

今度は、口に近い3本の線香はずっと着いたままです。底側の2本はやはり2分程で消えました。

ちなみにアクエリアスのボトルは、ウェストがややくびれています。

口に近い側には酸素が供給されたわけで、機体に例えると、「後ろ半分だけ風が吹く」様に見えました。そして口に近いほど「線香の減り」が早かったので、すなわち風が強い。

次にボトルの口側を切断し、ボトルの高さ170、口の内径43の「広口ビン」状態としました。

すると、無風状態でも、全ての線香は着いたままです。

これでは比較が出来ないので、一番底(機体だとコックピット寄り)に近い1本(底から31mm)だけを設置して、同一の長さの線香で

無風状態だと、5分
同じく扇風機にかざすと4分40秒で燃え尽きました。

「穴が大きいほど、弱まりつつも奥まで風が吹く」のですね。

定量はともかく、一般的な振るまいとして。

これでは、機体後部ほど、エアコンが効かない気がします。

余裕があれば、大きな747型機の縮尺模型でやってみたいところですが。

乱暴かつお粗末でしたが。

Re.(29) 断熱膨張に伴う温度低下の関連性

  • 投稿No.933 元投稿No.932 Aさんへの返信
  • 投稿者:風のたより
  • 投稿日:2022-01-27 02:09:57

Aさんへ
返信ありがとうございます。
以下2点を教えてください。
1,ベニヤ板は客室側にあった物でもいいのですが、それにリベット付けされたアルミ板は与圧室の外板ではないのでしょうか?
2,機体に開いた穴は隔壁と天井部分と書かれていますが、両者の金属に穴が空いたという意味ですか?
> 申し訳ございませんが、新聞には「客室に使われている」天井ベニヤ板とあります。
> 与圧部分の材料です。
> あくまで機体に穴が空いた部分は後部圧力隔壁と天井部分のみであって、機体の1番外側の部分に穴が空いたわけではありません。
> 与圧部分で機体の外板に穴が空いて青空が見える状態であれば、もっと激しい急減圧が起こるはずですが、その証言はありません。

Re.(28) 断熱膨張に伴う温度低下の関連性

  • 投稿No.932 元投稿No.930 風のたよりさんへの返信
  • 投稿者:A
  • 投稿日:2022-01-27 01:55:04

> 本スレッドをご覧の皆様へ
> Aさんより123便の部品が鎌倉に漂着した記事をお教えいただきました。
> これには、衝撃音時に何があったのか?を示す情報が記載されています。
> 本来ならAさんから解説いただくのが本来の姿でしょうが、私「風のたより」が説明します。
> 新聞情報を要約すると以下。
> ・発見場所は、神奈川県鎌倉の海岸です。よって相模湾上空の衝撃音の際に海に落下した部品であると考えられます。
> ・部品はベニヤ板(77cm×60cmの台形で厚さ15cm)で中にはハニカム金属が入っていた。
> ・両面に白い塗塗られ、片面の一部に薄緑色に塗られたアルミ合金製の金属がリベットによりベニヤ板に留められていた。
> ・鎌倉警察署は日航機の尾翼付近の客室の天井の一部との見方を強め同県警本部に搬送しさらに詳しく調べる方針。
> <考察>
> このベニヤ板はいったい機体のどの部分になるのでしょうか?
> 神奈川県警に搬送し調べられたとのことなので何処かに調査結果は残っていないものでしょうか?
> アルミ合金の塗料色の白は機体外板色と同じ可能性が高いです。リベット留めされたアルミ合金の薄緑色は機体内部の防錆皮膜の色ですね。
> 本部品は木を使っているので強度は求めない用途だが、軽量化のために単一の木材(ベニヤ板)ではなくアルミハニカムを埋め込む手の込んだ造形。
> そのため、何かのスペーサー的な役割をする部品のような気がしますね。そのようなものが垂直尾翼に存在するのか?
> アルミ合金製の金属が薄板だとすると、そのアルミ合金は機体の外板である可能性が高いですね。
> 鎌倉署の見立てどおり「天井の一部」とすると胴体与圧部の外板すなわち圧力隔壁よりも前方に位置した部品である可能性が高いですね。
> もし、胴体与圧部の外板であるとしたら、この部品は圧力隔壁に空いた穴を通過することなく空中に放り出された可能性が高いです。
> しかも、生存者の聞いたパーンの方向と符合する。
> 鎌倉署の見立てどおりではなく、圧力隔壁よりも後方に位置したものである可能性もありますが、
> その場合もやはり圧力隔壁にできた穴を通過することなく、直接空中に放り出されたと考えられます。
> Aさん情報により、123便の初期トラブル時に天井部の破壊があった可能性が高くなりました。
> 以上。

申し訳ございませんが、新聞には「客室に使われている」天井ベニヤ板とあります。
与圧部分の材料です。
あくまでも機体に穴が空いた部分は後部圧力隔壁と天井部分のみであって、機体の1番外側の部分に穴が空いたわけではありません。
「青空が見えた(誤認しやすい証言)」これは後で見直されています。

与圧部分で機体の外板に穴が空いて青空が見える状態であれば、もっと激しい急減圧が起こるはずですが、その証言はありません。

Re.(27) 断熱膨張に伴う温度低下の関連性

  • 投稿No.930 元投稿No.909 風のたよりさんへの返信
  • 投稿者:風のたより
  • 投稿日:2022-01-27 01:11:38

本スレッドをご覧の皆様へ
Aさんより123便の部品が鎌倉に漂着した記事をお教えいただきました。
これには、衝撃音時に何があったのか?を示す情報が記載されています。
本来ならAさんから解説いただくのが本来の姿でしょうが、私「風のたより」が説明します。
新聞情報を要約すると以下。
・発見場所は、神奈川県鎌倉の海岸です。よって相模湾上空の衝撃音の際に海に落下した部品であると考えられます。
・部品はベニヤ板(77cm×60cmの台形で厚さ15cm)で中にはハニカム金属が入っていた。
・両面に白い塗塗られ、片面の一部に薄緑色に塗られたアルミ合金製の金属がリベットによりベニヤ板に留められていた。
・鎌倉警察署は日航機の尾翼付近の客室の天井の一部との見方を強め同県警本部に搬送しさらに詳しく調べる方針。
<考察>
このベニヤ板はいったい機体のどの部分になるのでしょうか?
神奈川県警に搬送し調べられたとのことなので何処かに調査結果は残っていないものでしょうか?
アルミ合金の塗料色の白は機体外板色と同じ可能性が高いです。リベット留めされたアルミ合金の薄緑色は機体内部の防錆皮膜の色ですね。
本部品は木を使っているので強度は求めない用途だが、軽量化のために単一の木材(ベニヤ板)ではなくアルミハニカムを埋め込む手の込んだ造形。
そのため、何かのスペーサー的な役割をする部品のような気がしますね。そのようなものが垂直尾翼に存在するのか?
アルミ合金製の金属が薄板だとすると、そのアルミ合金は機体の外板である可能性が高いですね。
鎌倉署の見立てどおり「天井の一部」とすると胴体与圧部の外板すなわち圧力隔壁よりも前方に位置した部品である可能性が高いですね。
もし、胴体与圧部の外板であるとしたら、この部品は圧力隔壁に空いた穴を通過することなく空中に放り出された可能性が高いです。
しかも、生存者の聞いたパーンの方向と符合する。
鎌倉署の見立てどおりではなく、圧力隔壁よりも後方に位置したものである可能性もありますが、
その場合もやはり圧力隔壁にできた穴を通過することなく、直接空中に放り出されたと考えられます。
Aさん情報により、123便の初期トラブル時に天井部の破壊があった可能性が高くなりました。
以上。

Re.(6) 急減圧のあった証拠

  • 投稿No.929 元投稿No.926 佐伯さんへの返信
  • 投稿者:佐伯
  • 投稿日:2022-01-26 23:55:39

Aさんへ

後部の図面ありがとうございます。これは分かりやすいですね。
隔壁前は構造物が結構密集している感じですね。

Re.(5) 急減圧のあった証拠

  • 投稿No.928 元投稿No.926 佐伯さんへの返信
  • 投稿者:A
  • 投稿日:2022-01-26 23:28:02

> > しかし、事故調査報告書によると隔壁を出た空気は人力では到底壊せないようなものを次々と破壊しています。
> > それと比べれば数十センチほどのべニア板の破壊破断など小さなものです。どうみても釣り合いが取れません。
> > トイレが倒壊してもなお釣り合わない可能性すらあります。

> 隔壁からの噴流は隔壁の後段に向かうのですが。
> 隔壁の前側で「トイレが倒壊」するような大破壊が起こる理屈がさっぱり分かりません。

> トイレは隔壁の前側ということで間違いないですよね?

> どなたか説明してください。

無知の私ばかりコメントして申し訳ございません。
おっしゃる通り、トイレは隔壁の前側です。

B747SR 垂直尾翼付近の3D図
https://d.kuku.lu/db43150e9

この事故において、「トイレが倒壊」は事故考察に全く関係ないです。

Re.(4) 急減圧のあった証拠

  • 投稿No.926 元投稿No.924 風のたよりさんへの返信
  • 投稿者:佐伯
  • 投稿日:2022-01-26 23:16:26

> しかし、事故調査報告書によると隔壁を出た空気は人力では到底壊せないようなものを次々と破壊しています。
> それと比べれば数十センチほどのべニア板の破壊破断など小さなものです。どうみても釣り合いが取れません。
> トイレが倒壊してもなお釣り合わない可能性すらあります。

隔壁からの噴流は隔壁の後段に向かうのですが。
隔壁の前側で「トイレが倒壊」するような大破壊が起こる理屈がさっぱり分かりません。

トイレは隔壁の前側ということで間違いないですよね?

どなたか説明してください。

Re.(31) 断熱膨張に伴う温度低下の関連性

  • 投稿No.925 元投稿No.919 佐伯さんへの返信
  • 投稿者:A
  • 投稿日:2022-01-26 22:57:20

> > しかし、この計算には、後部に空いた穴からの出入りする空気が考慮されていません、

> 隔壁の穴から外気が吹き込み、機内は大荒れとなるのが既成事実化されているようです。
> どなたかこの理屈をご存じですか?

> 隔壁は後部。外気に直接接しているわけではなく、隔壁の後段には、狭隘部が存在します。
> 狭隘部のさらに後段がAPU脱落部。
> この開口面は機体の最後部です。

> そして、エンジンに問題はないので、与圧空気は常に供給されている状態。

> それでもなお外気が機内に吹き込んでくる理屈をどなたか教えてください。

佐伯さま
私は家族が航空業界(JALとは関係ありません)で勤務している影響でこちらも感化された123便興味者で、技術的面には疎くて申し訳ないですが、この事故をずっと見てきた私のざっくばらんな感想は、「急減圧」の定義が1990年代あたりのもので皆さまの印象が止まっているように見受けられます。
「映画に出てくるような」急減圧の症状の定義をお持ちの方が多いように感じます。
おそらくALPA(日乗連)さんの「急減圧は無かった」←この有名な記事が少し前までGoogleにて上位にありましたので、その記事を読まれたかたが真に受け止めておられる印象です。今はその記事は奥へ行ってしまい、目立たなくなりましたね。

123便の場合は環境が「映画に出てくる急減圧」とは全く異なるため、皆さまにはこの事故のみに起きている「急減圧」の理解をもっと深めて頂きたく思っている次第です。

Re.(3) 急減圧のあった証拠

  • 投稿No.924 元投稿No.921 Aさんへの返信
  • 投稿者:風のたより
  • 投稿日:2022-01-26 22:52:26

Aさんへ
> 尚これはキャビン(客室内)に使われていたベニヤ板です。
> こんな大きい物まで吸い取られたのですね!
Aさんのおっしゃる「こんな大きなもの」との感覚には同感です。
しかし、事故調査報告書によると隔壁を出た空気は人力では到底壊せないようなものを次々と破壊しています。
それと比べれば数十センチほどのべニア板の破壊破断など小さなものです。どうみても釣り合いが取れません。
トイレが倒壊してもなお釣り合わない可能性すらあります。
返信ありがとうございました。

追伸:
Aさんのようにきちんと日本語の通じ合う方がおられてホッとしております。
それでは。