Re.(2) 異常外力の着力
- 投稿No.3437 元投稿No.3433 さんへの返信
- 投稿者:河津低空飛行説
- 投稿日:2024-07-22 22:38:23
安芸さま
突然の横槍、失礼致します
河津低空飛行説と申します
よろしくお願いいたします
事故調が異常外力11tを計算して
ますが、この計算方法に対して
私は大いに疑問を感じています
ご存知かと思いますが、事故調は
爆発音時のDFDRより、加速度の
増分として0.047gを読み取り、
機体重量240tを用いて異常外力Fを
F=240t×0.047g=11tf
という超シンプルな方法にて計算
しています
私が疑問に思ったのは、この加速度
は機体全体が受ける突風に逆らった
上に叩き出した見かけの加速度では
ないか?
よって、異常外力は11tよりもっと
大きいのではないか?
ということです
要するに事故調は、突風のない宇宙
の計算をしているのではないか?
この突風の大きさが分からないため
これ以上の計算ができず、事故調の
偉い先生方がやってるからと安易に
諦め、自分をムリヤリ納得させる、
というより、疑問そのものから逃げ
ているのが実態だと思います
問1)
123便が河津上空を飛行しています
B747-SR100 は最大出力20tf/機の
エンジン4機を持っていますが、その
4機がそれぞれ半分、あわせて40tfの
出力を発揮して飛行していたとします
その際に受けていた空気抵抗が38tf
だったとします
機体重量を240tとします
機体の前向き加速度aを求めよ
解答1)
簡単と思います
(40-38)tf=240t×a
よって
a=(2/240)g となります
問2)
問1の加速度aと、機体重量を用いて、
加速度aを作り出した、前向きに機体
を押す力Fを求めよ
ただし、空気抵抗0とする
解答2)
事故調と同じやり方になりますが、
F=240t×(2/240)g=2tf
そう、そういうことです
空気抵抗0の条件でないと
F=2tfにならない
要は、40tと38tが登場しない条件に
しないと、2tfにならないのです
問3)
123便が河津上空を飛行しています
エンジン出力40tfと空気抵抗40tfが
釣り合い、加速度0の定速飛行中です
垂直尾翼の後ろから前向きに異常外力
F”が作用したので、機体には前向きの
加速度0.047gが発生しました
前向き異常外力F”を求めよ
解答3)
この場合、事故調は空気抵抗40tfを
無視してF”=240t×0.047g=11tfと
計算している訳ですが、ここから私
の考えになりますが、正しくは
F”-40tf=240t×0.047g
よって、
F”=11tf+40tf=51tf
11tfと51tfで違いが大きすぎて、
これでいいのかと孤独感を感じる
ほどですが、11tfだと空気抵抗0の
宇宙の計算、51tfが空気抵抗
(=突風の威力)40tfを乗り越えて
加速度を生んだ異常外力の値だと、
私は考えます
『巨大な空気抵抗力以上のパワーが
異常外力になければ、機体を前に
加速させることができない』
とは言ったものの、エンジン出力が
計算に登場しなくて構わないのか?
異常外力が機体に及ぼすパワーは、
現実的には機体を前向きに押す
パワーだけではなく、重心とのズレ
がピッチングを引き起こす際の
パワーロス、垂直尾翼を破壊する際
のパワーロスなどにより、大きくロス
する可能性が高いと思います
機体を前向きに押すパワーは異常外力
値の半分くらいかも知れません
事故調があんなやり方をしてる以上、
私がドンブリ計算しても、一向に
構わないと思うところです
事故調が圧力隔壁説を主張する際、
客室与圧が圧力隔壁を破壊し、その
与圧の噴出パワーが垂直尾翼を
破壊、、、、これらパワーロスが
あったにも関わらず、更に機体を
前に押すパワーが11tも残っていた
と結論をづけていますが、この11t
のところを51tにしたら、圧力隔壁説
は瞬殺ということになりませんか?
以上、いかがでしょうか?
追記
巨大な風洞実験室にB747を配置し
河津上空と同じ条件にするために
1.同じ空気の流れ(暴風)を作る
2.機体が風で後ろに飛ばされない
ように強力な治具で反力を取る
3.異常外力によって前に押す際の
車輪などの抵抗は全て0とする
こういう条件の下で私は計算して
いませんか?
異常外力にとって、空気抵抗0には
絶対にならないし、治具の反力
(エンジンの推進力に相当)が
異常外力を手助けするハズもない
間違ってるところあれば指摘して
ほしいです、、、、
よろしくお願いします