Re. 異常外力の着力
- 投稿No.3433 元投稿No.3418 尾宮次夫さんへの返信
- 投稿者:安芸
- 投稿日:2024-07-22 09:51:49
尾宮様
付録のP101に示す前方向および下方向の「異常外力」は、事故調が便宜上想定した架空の力です。
横方向の力はありません。
仮に、物体が垂直尾翼に当たったとしても、横方向ではないことを示しています。
付録6の解析は、DFDRのデータに対して、適用すべき理論を誤り、間違った結論を出しています。
現実には生じない、極めて大きな長時間の下方向の力を算定しています。
また、「着力点」という用語は、発生する力を集約する仮定の点で、物の重さに対する重心に相当します。
なお、事故調報告書では、11トンの力は、防火壁の破壊する時の反力です。付録6の解析では、はるかに大きな35トンの異常外力を算定しています
> まず事実を確認しておきます。
> 2013.9運輸省航空事故調査委員会は本事件(事故)について、付録(JA8119に関する試験研究資料)を公表し、その101ページで「‥‥‥異常な外力が作用したことが確からしく考えられる」として、1987年に公表された事故報告書にはない文言をつけ足しています。この「外力」は11トンの力で機体を前方、下方に動かしています。図示された垂直尾翼には「異常外力の着力点」まで記入されていますから、事故調査委員会は外部から何らかのもの(物体?)が垂直尾翼のほぼ中央部に着力したことを認めているわけです。
> もちろん事故調査委員会は後部隔壁破壊原因説を否定してはいませんが、付録を公表したことは外部からの異常な力が垂直尾翼に働いて、その部分と胴体尾部(操縦系統)を破壊したことを公に認めたことになります。この異常外力による垂直尾翼破壊と隔壁破壊との関係はどうなんでしょうか。生存者の発言からも隔壁破壊が急激におきたとは思えませんから、私見では、この外力による破壊が異常事態発生の原因と考えます。
> では、この11トンの「異常外力」を生じさせた「もの」は何でしょうか。当日夕方の気象条件は晴れですから落雷のためとは考えられませんし、8000mの上空では鳥はありえません。隕石や人工衛星落下の報道もありませんから、残るは飛行物体ということになります。しかし、航空機の接近、衝突も報道されていませんから、かなりの確率で巷間ささやかれている無人標的機説、ミサイル誤射説に行きつきます。
> 当日、海上自衛隊が訓練を行っていたので、その可能性が大だというのです。異常事態発生の場所が相模灘(相模湾は間違い)上空ですから、そんな近海で、しかも「航空路の銀座」ともよばれる海域で自衛隊が訓練するわけがない、とお思いの方もおいででしょうが、伊豆大島の東方100キロほどの近海に訓練海域があるのは事実です。
> 私見を述べます。わたしは、まだ無人標的機説、ミサイル誤射説のどちらが「着力」したのか結論は出せませんが、両方とも海上自衛隊が誤射したとは思っていません。何者かが軌道を修正して「着力」させたという見方をしています。当日、関東南方上空に航空機1機が、公式には発表されていませんが、飛行していたのです。次回「何者」かについて投稿する予定です。
>