ペットボトル風洞実験

  • 投稿No.934
  • 投稿者:人見徹
  • 投稿日:2022-01-27 06:12:27

航空機については、プラモデルを作るのがせいぜいの素人です。

機体の尾部に穴が開き、与圧が抜けたあと、機内に風が吹くのか?

イメージがわきにくいので、ふと衝動的に、ペットボトルと線香と扇風機、粘土等を使って(子供の遊びレベルですが)実験してみました。乱暴ですが、イメージの取っ掛かりが欲しかったのでご容赦ください。

たまたまあった「アクエリアスマルチビタミン500ml」(高さ205mm)のペットボトル側面に錐で穴をあけ、火の着いた線香を差し込みます。

高さは底から(単位mm)31、57、85、117、133の5ヶ所です(テキトーに開けた)。線香は粘土で固定しました。

ボトルは水平状態とし、(機体のイメージ)キャップはありません。口の内径は22。無風状態です。

しかし、そのまま2分半程で、全ての線香が消えてしまいました。
キャップのないオープン状態なのに、酸素が供給されないのか、消費量に追い付かないのか。

実は煙の排出で空気の動きを見たかったのですが、これではムリ。
方針転換です。

次に同じ状態で、ボトルを扇風機(強度は2/3)の前に、口を風下側にして、水平に置きました。(123便の機体にみたてて)

今度は、口に近い3本の線香はずっと着いたままです。底側の2本はやはり2分程で消えました。

ちなみにアクエリアスのボトルは、ウェストがややくびれています。

口に近い側には酸素が供給されたわけで、機体に例えると、「後ろ半分だけ風が吹く」様に見えました。そして口に近いほど「線香の減り」が早かったので、すなわち風が強い。

次にボトルの口側を切断し、ボトルの高さ170、口の内径43の「広口ビン」状態としました。

すると、無風状態でも、全ての線香は着いたままです。

これでは比較が出来ないので、一番底(機体だとコックピット寄り)に近い1本(底から31mm)だけを設置して、同一の長さの線香で

無風状態だと、5分
同じく扇風機にかざすと4分40秒で燃え尽きました。

「穴が大きいほど、弱まりつつも奥まで風が吹く」のですね。

定量はともかく、一般的な振るまいとして。

これでは、機体後部ほど、エアコンが効かない気がします。

余裕があれば、大きな747型機の縮尺模型でやってみたいところですが。

乱暴かつお粗末でしたが。