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御巣鷹山の悲劇
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見学者 さんへの返信です。 > さきほど、大型機の整備士に確認してきました。 > 747-300以降の整備経験を有している方です。非常に丁寧に解説してくださいました。 > まず、前提となる条件で、大型機である747は、「緊急時に人力での操縦を前提としておらず、すべて油圧アクチュエータがこれを司る」ことになっています。 > http://imepic.jp/20220112/341600 > この図のとおり、「入力装置」→「ケーブル」→「アクチュエータ」→「エルロン」が接続され、同時に「人工感覚装置」「オートパイロット」がアクチュエータに接続され、アクチュエータの動きが人工感覚装置により、入力装置にフィードバックされます。 > 「オートパイロット」有効時、入力装置からは手を離しますが、実際にはどのような操作を行おうとしているかを示すために、入力装置にフィードバックされるため、制御状況がわかるように入力装置が動きます。 > ここに力を加えることでオーバーライドすることもでき、そうするとオートパイロットは、一定以上の力がかかると動作を中止することになります。 > https://patents.google.com/patent/JP2000159195A/ja > 説明に使用したのは、747の「メンテナンス」マニュアルで、会社によって書式が異なるので、機密扱いでここには貼れませんが、公開されているものもあるので、探してみてください。 > 入力方向は、「入力装置」と「オートパイロット」がアクチュエータ方向へ、「人工感覚装置」が入力装置方向へ出力します。 > この入出力は、「油圧アクチュエータ」が正常に動作しているならば、すべて問題なく動きます。 > エルロンを動かしているのは、アクチュエータです。入力装置の入力は、単に信号を送っているだけで、ここにかかる重さは、単に人工感覚装置によって作られたもので、アクチュエータそのものの動作ではありません。 > しかし、油圧配管全損の123便は、アクチュエータが動作しないため、ここに接続されているエルロンが動くことはなく、エルロンの動きも、フィードバックされません。 > 油圧がなくなれば、アクチュエータが動きませんから、エルロンは動きません。操縦輪を回そうがなにしようが、そもそも信号がアクチュエータに届いても、動作しないため、エルロンまで伝達することができません。 > 747の安全神話は、「4つの油圧系統が相互にバックアップしている」ことによるもので、1つでも生きていればまだしも、すべてなくなることは想定されておらず、そのために123便は、操縦不能となりました。 > ラダーペダルも、エレベータも同じことです。 > では、「入力装置」は動いたのか、というと、装置そのものは動きます。 > 動きはしますが、それはどの翼にも呼応しません。 > 747とDC-10の油圧操縦システムは、ほとんど設計思想がおなじで、それゆえどちらも共通する部分がありますので、参照されてもいいでしょう。 > 誤解されがちですが、旋回に必要なのは「機体を傾けるための最初の入力」だけです。ずっと操縦輪を傾ける必要はなく、旋回方向に入力し、ニュートラルに戻せば、機体は旋回姿勢をある程度維持します。 > 逆に、ずっと入力を続ければ、ずっとロールを続けることになります。 > 123便は、このロールさえ打つことができませんでした。 > したがって、CWPは機体制御に何の意味もありません。これが機体姿勢に変化をもたらしてはいませんから、操縦不能ということになり、意図した旋回、上昇降下は不可能です。 > 1/12 10:02編集追記 > 大事なことを忘れていました。 > 「人力での緊急時の操縦が可能なのはシングルアイル(単通路)機までで、ダブルアイル(複通路)機の場合はそもそも重量や翼面の大きさからして、比較にならないほど大きくなります。 > 旧来の大型機はすべて油圧がこれを司り、アクチュエータが動作させているため、ダブルアイル機ではフライトエンジニアを置いて、油圧状態の監視などを担当していたわけです。三人乗務でなくなったのも、当初はシングルアイル機からで、人力での操縦が可能だったことも、二人乗務への変更可能点に挙げられました。 > よって、この人力操縦可能かどうかは、機体の大きさだけではなく、アイルの数で区別することができます。」 > 結論 > 「アクチュエータが動かない以上、123便の場合、人力での操縦は機構上、不可能」。
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