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御巣鷹山の悲劇
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> 1、事故調報告書は、矛盾が多く真相を明らかにしていない。 > 生存者証言や機内状況の記録によれば急減圧は起きていないのに、「圧力隔壁破壊」により急減圧が起きた、と論じている。 > 相模湾の海底調査が不充分で、沈んでいる垂直尾翼などの残骸を回収せず、力学的解析ができていない。 > 事故調報告書のCVR解読には、入手したCVRコピーを聴いた内容と異なる箇所があり、意図的に解読結果を改竄している。、 > 2、防衛庁による墜落場所情報の誤りと、自衛隊の救出活動の遅れがあった。 > 自衛隊は、12日夜のうちに現場へ到着できる能力も情報も持っていた。 > 日航機の墜落からさほど時間を経ずにレーダー情報などで墜落場所は群馬県側と確認していたし、目撃情報もあったのに、 > 防衛庁は21時56分に「長野県北相木村、御座山北斜面・・・・・」と発表するなど、翌朝まで長野県側という情報を繰り返していた。 > 米軍の輸送機が墜落場所の上空で旋回していた時、公表されていないヘリと固定翼機がその下を飛んでいた。 > 防衛庁が墜落場所を長野県と繰り返していたのは、自衛隊の関与の有無を確認するための時間稼ぎである。 > 自衛隊は何らかの不安を感じて関与の有無を確認するために、地上からの接近を遅らせる(捜索隊や報道関係を遠ざける)ための時間稼ぎをし、 > その裏で空挺団を先乗りさせ、現場の状況を地上から把握させた。 > 3、日航機の垂直尾翼破壊原因には様々に論じられているが、一つの事例として、回収された垂直尾翼の上端の損傷が挙げられる。 > 相模湾の海上で回収された垂直尾翼の残骸の上端に顕著な損傷による変形があった。 > 内圧によるものでもなく、海面落下でできたものでもなく、外部から何かが衝突して出来た損傷である。 本書のP220~P223に詳細なスケッチを記す。 > 4、90年7月に遺族たちに対して行った説明会で、前橋地検は不起訴にした理由を次のように説明した。 > 「「修理ミスが事故の原因かどうか相当疑わしい・・・・。圧力隔壁破壊がいっぺんに起こったかも疑問である。・・・ボーイング社が修理ミスを認めたが、この方が簡単だからだ。 ・・・・事故調の報告書も曖昧と思う。・・・・真の原因は分からない。・・・・・・・・」」 > 結局、事故調は日米両国のだれも起訴されないように、わけの分からない「報告書」を作ったことになる。
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