Re.(3) 断熱膨張に伴う温度低下の関連性

  • 投稿No.849 元投稿No.847 さんへの返信
  • 投稿者:風のたより
  • 投稿日:2022-01-20 00:05:49

せきたにさん
風のたよりです。

断熱膨張とか断熱圧縮について追加説明をさせていただきます。
どちらも気体圧力の変動により起きる気体温度の変動を現す言葉です。
これが起きるには、断熱と言う条件が必要になります。一般的には気体を閉じ込めた容器の周りを断熱材で覆った状態を指します。ですが、断熱材が無くても熱が逃げる時間を与えない極短い時間の圧力変動によっても起きます。ですので、これらの現象には圧力が変化する時間の短さが重要になります。123便であれば隔壁に空いた穴の大きさとその大きさに達するまでの時間の短さになります。
また、証言にある霧の発生は空気中の水分の膨張によりそれが目に見えるサイズになっただけです。霧の発生があった、だから断熱膨張すなわち急減圧があったとするのは正しくありません。ご注意ください。
以上です。

追伸:
何か勘違いしてる人が返信されているので霧について追加説明させていただきます。
空気中の水蒸気が膨張してサイズが大きくなる事で霧になり、それ以上に膨張すると水蒸気同士がくっつき合う事で水滴になります。そうなると、機内のそこらじゅうビタビタに濡れた状態になり、機内温度がマイナス何十度にまで下がると機内の金属面に霜が発生します。ですが、そんな証言は存在しません。

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