Re.(3) 初期報道版落合証言

  • 投稿No.544 元投稿No.542 さんへの返信
  • 投稿者:見学者
  • 投稿日:2022-01-04 22:11:45

 富士山の件 自分の見解としては目撃はマスク装着中酸素切れ前の1回だけだったのではないかと推測しております。
> まだ大きな声では言えませんが、可能性として富士山の東側を通過し大月旋回せず、そのまま相模湖方向へと飛行したのではなかろうか というのを考えております。

つまり、DFDRや東京ACCのレーダー解析図との対照は、偽造されたものである、という理解でよろしいでしょうか。

> 大月旋回中、40分(見学者注:42分と訂正あり)50秒の位置、高度だと落合さんは水平目線から3度強ほど斜め下を見れば山頂を見る事になるという計算が出ておりました。
> に加えてその時のロール角18度を足して都合21度ほど斜め下を見れば視認できたのではなかろうか との見立て 但し窓枠に遮られ、水平より下は15度くらいまでしか見えない事から結果見えない との結論に至っています。
> なお、ひとマスは10cm見当、座間の高さ、シートピッチは大体です。実際56Cだとあと僅か窓から離れるかもしれません。

 ん?これではX軸、水平方向の視野角が明らかになっておりません。
 また、42分50秒に限定されておられるのはなぜでしょうか。固定対象物に対して旋回中であれば、1秒でそれが見えなくなる旋回は、旅客機では到底あり得ません。
 角田証言との矛盾も生じ得ます。
 大月上空旋回後半でのロール角は、水平方向に近い角度まで戻している時間帯があります。DFDRを落とし込んでシミュレーション飛行させた動画もありますが、こちらでも、それは確認できます。
 私は、垂直方向においてのみ言及しましたが、下方3度まで見下ろせることが可能であるかどうかは、747SRの「正確な」窓の取り付け位置、座席取り付け位置、座高を元に推測しなければなりません。
 もっとも、747SRにこだわる必要はなく、現存する747シリーズのモックアップを使用すれば、容易にその計算はできるのですが、航空科学博物館まではかなり遠いので、すぐには難しいですね。
 ロール角についてもです。

 ただ、根本的な問題が生じます。
 DFDRには改竄の疑いがある、としながら、大月上空旋回の計算はDFDR記録を引用しています。これはなぜでしょうか。
 改竄の疑いがあるのであれば、DFDR記録を引用することは、別の飛行経路図を立てて反論する際でなければなりません。「改竄の疑いがある。このDFDRのここがおかしい」という具合にです。
 そうでない限り、DFDRを正として話をしていることになり、その解析を時間軸を無視して行うことは「恣意的」となります。
 そして、富士山は「大月上空旋回の頃に目撃できない」とのことですが、例えば、大月旋回を事実とした場合、ライフベスト着用補助を、酸素がなくなったあとに行ったのであれば、42分50秒時点で安全姿勢をとることはできないことになります。
 たとえ、大月上空旋回がなかったのであっても、です。旋回がなかったのであれば、なおさら距離がのびますから、富士山からは遠ざかります。
 衝撃音発生から仮に酸素が15分で切れたとしても、その時点で18:39であり、「5、6分かかったベスト着用」は、酸素噴出停止と同時に立ち上がったとしても、18:44が最短時刻であり、相模湖方面に向かったとすれば富士山目撃位置は通過していますから、せきたに様や文系ちゃん様の言う「安全姿勢前富士山目撃」はこの位置ではないことになります。
 また、CVR記録の「交信はできている」「予告なく着陸」のアナウンスを聞いたあと、というところが矛盾します。このアナウンスは、50分以降にならないと登場しません。

 よって、吉岡著書落合証言を否定することになるわけですが、落合証言に対してあまりにも恣意的な引用をしすぎておりませんか?
 酸素が15分ぴったりで切れることはあり得ないでしょうし、全員が吸ったとして15分を下回れば欠陥品となりますから、15分以上は噴出したと考えるのが妥当です。
 であるならば、ライフベスト着用補助前、すなわち酸素噴出中に富士山を一度目撃し、その後手伝いを行い、着席した際にも富士山を目撃したと考えるに足る合理性があります。

 あと、ロール角は大月旋回の間、一時的に水平に戻る時間を除いて、かなり大きくなります。立っていられないほどのロール角の遷移です。
 このタイミングで、ライフベスト着用補助を行った、とは考えにくいです。

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