Re.(6) (続々々)1つの仮説
- 投稿No.3510 元投稿No.3508 さんへの返信
- 投稿者:尾宮次夫
- 投稿日:2024-08-30 17:51:43
河津低空飛行説 様
理系素養のないわたしに懇切ご丁寧な説明をいただき感謝します。
あなた様の結論である「CIAによる爆破テロ」、正確に言えば「(誤射に見せかけた)CIAによる爆破テロ」についての私見です。
当時、航空機を狙ったテロが頻発していましたので、日航はもとより各航空会社はその対策を厳重にしていました。あなたのお説ですと、この事件の場合、爆薬を装着するには尾翼内部に仕掛けなければなりませんが、福岡から飛来して伊丹に向け出航するまで1時間しかありません。その間、多くの日航職員、作業員、監視員の目を盗んで爆薬を内部に仕掛けるのは至難の技のように思います。また、ジャンボ機の尾翼は地上20mにも及ぶ巨大なビルに相当し、内部構造も複雑、堅牢に造られていますから、かなりの火薬量が必要です。ただ、わたしはこの面のことには疎いので、「意外に簡単に装着できる」というご意見があれば、可能性としては考えられるでしょう。
とくに問題なのは、爆破による墜落とすると尾翼などの残骸に必ず硝煙反応が出ることです。墜落現場では火炎放射器が使われたとも言われますから、あるいは硝煙反応は消されているかも知れません。しかし、尾翼部分はかなり離れたスゲノサワ辺で発見されていますから、燃料の炎からも火炎放射器の炎からも無事ですし、海中から引き上げられた部分からも反応は出ていないようです。また、安全啓発センターに展示されている尾翼残骸の金属の捲れ方も爆薬によるものとは明らかに違うようです。
仮にテロに見せかけたCIAの犯行であっても、事件直後から何らかの反応(例えば、犯行声明がある、ない)とか、「テロかも」という風評があっても良いのに、それらしきものがマスコミを含めてどこからも聞こえてきません。
ただ、あなた様の結論が、DFDRの数値と生存者の証言に整合性がないことからのお考えならば、自説を一つの仮説としてお持ちになって、さらに真相解明に向けて探究されることをお勧めします。