Re.(33) エルロン動いたヘの道
- 投稿No.3182 元投稿No.3181 さんへの返信
- 投稿者:鷹富士
- 投稿日:2024-04-23 21:35:24
文系さんへ
一般的には操縦かんの動きがCCPに記録されると理解されていますが、123便のDFDRでは昇降舵角がCCPに記録されています。
37秒から38秒にCCPが急落していますが、何が起きたのかわからないのに、操縦かんを押すことはあり得ません。
HSTBセンサーの反応、および、HSTBとCCPの動きは、No.3177につけた図をベースに考えられます。HSTBは跳ね上がったままです。24分35.6秒に垂直尾翼が脱落してそれにつながる油圧管が破断し、36秒台には昇降舵のPCUの油圧が消失し、以降、CCPはPCHと同期して(逆位相で)動き、昇降舵は機体重量を支えていません。
ギア下げ後は、下降モードであり、水平飛行ではありません。
視力は、認識できる視野角を分で表した時の逆数で、視野角1分を識別できるのが視力1.0です。
飛翔体の見かけの長さを5m、視力1.5として計算すると、距離は約25kmになります。
垂直尾翼の付け根に生じた衝撃の根拠は、No.2607の後半も参考にしてください。
回収された垂直尾翼残骸の写真は上端からと思いますが、この部分の詳細なスケッチが「米田憲司著」に載っています。