CVR記録で「客室乗務員の発言」を削除する改竄《かいざん》が行われている(2)

  • 投稿No.3027
  • 投稿者:玉ノ井重孝
  • 投稿日:2023-09-18 14:18:33

<(1)から続く>

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こちらの掲示板『御巣鷹山の悲劇』は、図が使えないので、「私のブログ記事」をご参照下さい。
https://ssg21utbume.seesaa.net/article/r5-2023-9-17.html
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(図2)運航乗員が用いる「ヘッド・セット」
(出典:『月刊エアライン』2020年(R2年)6月号 (イカロス出版)を一部引用。追記)

この(図2)のように、

◎ 耳に付ける「ヘッド・ホン」
◎ 口元の「ブーム・マイク」
◎ ヘッド・セットの「信号用コード」
◎ 無線送信用の「送信ボタン」(図には、ない)

から成り立っています。

この「ヘッド・セット」を使う(制御する)には、「オーディオ・セレクター・パネル」を用います。
(これは、正式な名称とは異なるかもしれません)。

(図3)「オーディオ・セレクター・パネル」の全体的な「系統図」
(出典: 岡田 実・著『航空電子装置』(日刊工業新聞社)を一部引用。追記)

この(図3)で、「制御器」が、「オーディオ・セレクター・パネル」です。

(正操縦士)は「機長」のことです。

(オブザーバー)は、ボーイング747型機では、「航空機関士」が当てはまります。

さらに、本当の(オブザーバー)用として、「2台、別に存在」しています。

この(図3)で、説明文を一部引用します。
(引用元の原文では、P.281の「図5・99 音声装置信号系統図」に対する説明文です)。

>(c)機内通話
>ハンドセットにより送話されたスチュワーデスの音声信号はS.Iアンプ(Service Interphone Amplifier)によって増幅され、操縦士の制御器に加えられる。
>この制御器を通してスチュワーデスは操縦士との相互通話ができる。

この「引用文」を見れば、明らかな通り、スチュワーデス(客室乗務員)と、運航乗員たちとが、自由に通話できます。

(図4)オーディオ・セレクター・パネル(副操縦士用)の位置
(出典: 日本航空「ボーイング747型機。フライト・シミュレータ」展示品)(自分で撮影)

この(図4)を見ると、エンジン制御をする「パワー・レバー」部分の「半円形のふくらみ」にじゃまされて、良く見えません。

そこで、やむなく、いわゆる「紙レーター」を用いることにします。

(図5)ボーイング747型機の「紙レーター」(中央のペデスタル部分図)
(出典: 『日本航空』が乗員訓練用に作成した「計器盤の説明図」を一部引用。加筆)

この(図5)は、操縦訓練生が、自室の壁にこれを貼って、毎日操縦の勉強をするための説明図です。

(「紙製のフライト・シミュレーター」なので「紙レーター」と言われています(笑))。
(A1判の大きな用紙サイズで、3枚一組です)。

この(図5)で、「橙色の枠」で囲った部分が、「オーディオ・セレクター・パネル」です。

左側が「機長用」、右側が「副操縦士用」です。

「航空機関士用」は、副操縦士席のすぐ後ろ側にある「航空機関士の計器盤」で、左下にあります。

「2台のオブザーバー用」は、ちょうど「航空機関士席」の左側にあります。

ボーイング747型機で、「操縦室の360度パノラマ画像」があります。

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パノラマ写真『JAL・クラシックジャンボ』
<Virtual Tour generated by panorama>
<JAL ・ クラシックジャンボ>
<Jumbo Jet (Boeing 747-300) >
<東京 ・ 羽田空港>
<2009.8.25撮影>
https://www.sankei.com/photo/panorama/edit/090825/090825jumbo.html
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『産経フォト > 360° パノラマ写真』
https://www.sankei.com/photo/panorama/newslist/panorama-n1.html
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この画像URLは、他者ブログに掲示してあるのを見て、知りました。

この画像で、「正面の静止画像」が、以下の図です。

(図6)ボーイング747-300型機(実機)の操縦室(正面下側の静止画像)
(出典: 上記パノラマ写真『JAL・クラシックジャンボ』を一部引用。追記)

この(図6)では、「オーディオ・セレクター・パネル」が、エンジンのパワー・レバーよりも「かなり手前」に設置してあります。

<(3)に続く>

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