Re.(12) 天井裏の風?
- 投稿No.265 元投稿No.264 さんへの返信
- 投稿者:せきたに
- 投稿日:2021-12-14 18:48:55
> やはり、急減圧は垂直尾翼の破壊の後、急減圧は垂直尾翼の破壊の原因ではなく、垂直尾翼破壊の結果となりますね。
> ただ、また新たな疑問が浮かびます。垂直尾翼が壊れた後に起こる急減圧のことです。
それは違う。急減圧というのは圧力隔壁が与圧の力によって破れたとき、機内の中の与圧領域と非与圧領域との圧力差によって与圧領域内の空気が非与圧領域に穴が空いた箇所から勢いよく流れ込む現象だ。このとき垂直尾翼が壊れるかどうかは関係ない。
急減圧が起きて与圧領域内の空気が非与圧領域に勢いよく流れこんでも、垂直尾翼を構成する外板が十分頑丈に作られていれば客室内は発生した急減圧の影響を受けて相当に荒れるだろうが、機内の中の与圧
領域が機内全体に広がるイメージで数秒で収束するだろう。用心のため、非与圧領域にはプレッシャーリリーフドアが作られており、非与圧領域に空気が流れ込んできて非与圧領域の圧力がある一定の値を超えると外側に開いて圧力のかかった空気を逃がす役割を果たす。
垂直尾翼が吹き飛ぶような壊れ方をすると、もちろん運航に重大な影響を与え、すぐに墜落してしまうと考えるのが自然だ。
客室内だけに絞って言うと、垂直尾翼が残っている場合との比較では揺れの大きさの違いに加えて温度の下がり方の急激さと見舞われる減圧症の深刻さが全く異なったものになるだろう。