『日航123便墜落事件 JAL裁判』(青山透子著)からの抜粋 「出回っているボイスレコーダーについて」(その10)

  • 投稿No.2398
  • 投稿者:せきたに
  • 投稿日:2022-12-21 11:59:08

『日航123便墜落事件 JAL裁判』(青山透子著)には、原告の市原和子さんと吉備素子さんがボイスレコーダー及びフライトレコーダーの開示請求をした根拠について記されている。裁判原告の遺族は世間に出回っているボイスレコーダー及びフライトレコーダーは信用に足るものではないと考えられているのは明らかで、生のボイスレコーダー及びフライトレコーダーが開示されることによって真の事故原因追及のとっかかりになるはずだと一貫して訴えられているようだ。

以下34ページからの引用

 「市原和子さんは、本件墜落事故が発生したあと長い間、弟の佐々木祐副操縦士が勤務していた日本航空の整備ミスで発生し、弟が操縦を誤ったのかと考えて、佐々木祐副操縦士の親族として、乗客の皆さんに大変申し訳ないという思いが強く、事故への責任を感じてきました。実の姉としても佐々木さんへの敬愛追慕の情を有していました。その市原和子さんにとって、弟の死亡直前の発言を記録したボイスレコーダーや、運行状況を記録しているフライトレコーダーの原情報は、佐々木祐副操縦士への敬愛追慕の情に係る『自己を本人とする個人情報』といえます。]

「吉備素子さんの場合は、夫の雅男さんが、どのような恐怖を抱きながら死に至ったのかについて、原データは飛行状況を客観的に示す重要な情報です。このような情報は、夫への敬愛追慕の情に係る重要な情報であって、吉備素子さんの『自己を本人とする個人情報』にあたります」

「そもそも、本件事故後、運輸省航空事故調査委員会の作成した事故調査報告書を踏まえて、その結論において誰も刑事責任を問われないまま、公訴時効が成立しています。後部圧力隔壁の不適切な修理ミスによる隔壁破損が原因となって、垂直尾翼が吹き飛ばされた、とされてきましたが、2013年2月に運輸安全委員会ホームページに提示された本件事故調査報告書付録には、ここ、つまりこの垂直尾翼の、この部分に大きな丸印がつけられています。異常外力の着力点が記載されているのです」

「異常な外力が当たって、垂直尾翼が吹き飛ばされた、11トンもの異常な外力の着力によって、垂直尾翼が破損して吹き飛ばされた、これは付録に書かれている試験研究資料から読み解いても明らかです。ところが、後部圧力隔壁破損が先にありきで結論が固まっていったのです。]

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