『日航123便墜落事件 JAL裁判』(青山透子著)からの抜粋 「出回っているボイスレコーダーについて」(その4)
- 投稿No.2378
- 投稿者:せきたに
- 投稿日:2022-12-12 21:26:56
『日航123便墜落事件 JAL裁判』(青山透子著)を読み進めてみると、出回っているボイスレコーダーが本来あるべきものといかにずれているかについて記されていた。
以下55ページからの引用
JALの運行管理者とパイロットとの交信は、空港内離着陸(ターミナル用)と飛行中(エンルート用)の二波があり、ほかの航空事故調査報告書では、そのすべてのやり取りが記載されている。しかし、日航123便だけは、報告書に飛行中の、つまりエンルートでの会話が一切書いていない。特に、緊急事態発生の際、会社との間での連絡しあう言葉が一切出てこないのは極めて不自然である。
操作室内の音声でのやり取りは、緊急時はすべてオープンとなり、JAL側にも録音が残っているはずだ。もっと驚いたことに、東京管制との交信記録(報告書271~273頁)も同様に、管制官とパイロットの会話が18時18分38秒で終了している。
通常、他の事故では引き続き事故発生の瞬間や墜落までの会話が全部記されているにもかかわらず、日航123便の報告書には掲載がない。出発以降の事故発生時まで、管制官との会話記録もすべて載っていないのである。
このように、他の事故調査報告書と比較すれば、誰でもすぐにわかることだが、日航123便だけは、カンパニーラジオの会話記録も管制塔での管制官との記録もひた隠しにされているのである。
そこに隠された言葉がある----。
それはどういう会話なのだろうか、という疑念が出てくるのは当たり前である。
JALが不開示の正当性を主張するよりも、逆に事故調の報告書の通りだというならば、何も不都合がないのだから、そのまま遺族に聞かせてあげればよい話なのである。