Re.(3) 青山透子の火炎放射器

  • 投稿No.2112 元投稿No.2101 さんへの返信
  • 投稿者:管理人[ 管理者 ]
  • 投稿日:2022-09-13 13:34:09

> お返事ありがとうございます。わざわざ入力していただいて恐縮です。
> >  さて今回は、数ある「塊」から二つのサンプル(AとB)について分析を実施した。
> >  金属材料の研究でトップクラスの世界的に権威のあるT大学工学部にて、金属の専門分野における学術研究として専門の技術者に依頼して組成分析を行った。
> >  客観性を担保するために、技術者には採取場所の情報は伏せたまま、その塊の成分を分析し、それが何であるのか、表面に付着物があるとすればそれは何なのか、この二つに絞って行った分析の結果が次の通りである。
> この後で、TVシリーズ「科捜研の女」のように含有成分を示したチャート、グラフの類が掲載されているのでしょうか。

舘野洋一郎 様へ

管理人です。

『日航123便墜落 遺物は」真相を語る』(青山透子さん著) 129ページ~
 組成分析とは、この塊の中に含まれるのはどんな元素か、元素の含まれる量、つまり1ミリグラム当たりに何マイクログラム含まれているのか、といった分析である。
 サンプルAの分析結果は次の通りである。
 この物体の大きさだが、最大幅は12cm、縦は約11.5cm、重さは520gであり、一見するとまるでマグマが固まって冷めた岩のように見える。表面に所々に黒く付着したものがあり、複雑怪奇な形だ。なんらかの物体が高温で溶けて、その後徐々に冷えて固まったもののように見える。現在噴火が再び活発化したハワイ島の住宅街に流れ出たトロトロの溶岩が道路上で固まっていく様子が放送されているが、あれと同じような塊で、外側から内部には黒い炭状のものがねじり込まれているようである。土や葉っぱ、木片を巻き込んでいるというよりも、それ自体が何かを被り、溶けて積み重なったような形状であった。
 検査方法は塊の一部を(2ヶ所から)採取し、その破片をICPーMSという分析方法にかけた。この物体の構成各成分を解明することで全体の組成を解明することで全体の組成を明らかにする分析(組成分析)である。
 つまり何が(定性)どれだけ(定量)含まれているかの分析をすることになる。

※組成分析は詳細に記述されていますが、分析結果表の転記は煩瑣になりますので以下は結果の主旨を要約させてもらいます。(管理人)

 1985年当時のボーイング747の構造材料の使用比率は次の通りである。
 ・81%:アルミニウム合金
 ・13%:鉄銅
 ・ 4%:チタン合金:
・ 1%:複合材料
 ・ 1%:その他

 サンプルA内の二カ所から採取したものを誘導結合プラズマ質量分析計(ICPーMS)にて分析した結果については、

 最も高い値が元素記号AL(アルミニウム)であり、次に高いのが元素記号S(硫黄)で、塊の中でもばらつきがあり、より黒く見える箇所に硫黄が多く含まれていた。

 他にZn(亜鉛)、Mg(マグネシウム)、Si(ケイ素/シリコン)、Cu(銅)がある一定の割合で含まれていたが、これは一体何の物質なのだろうか。

 今回のICP-MSにおいて、機体を構成する超ジェラルミンに含まれるアルミニウムを除くと硫黄、GC-MS分析でベンゼンが多く検出された結果について、まずジェット燃料(高度に精製された灯油のケロシン)にこの成分が含まれているのか、に絞って工学研究科科学系の見解を伺った。
 結論として、最も問題になったのは、ベンゼンの存在である。
 ジェット燃料のケロシンや灯油は、炭素が直鎖上につながったもの(パラフィン)であるが、それらにはベンゼン(炭素が六角形上になったもの)は含まれない。要するにジェット燃料にはベンゼンは含まれていない。
 ベンゼンが含まれているものは何かを考えると、ガソリンである。ガソリンにはベンゼン環が含まれている。たとえば、耐熱性の高分子ポリマーにベンゼン環が含まれているので、それが検出されたとも考えられる。

※青山透子さんはガソリンや硫黄成分が含有されていたことから墜落現場で火炎放射器が使用されたのではないかといった方向に連想されていかれるのですが、一方で以下のような可能性にも触れられていたようです。(管理人)

 ただ、もう一つ別の可能性として、たとえばジェット燃料が高温で熱変成したことで、ベンゼン環が合成されたのかもしれない。ただし、単に高温になっただけでは、ジェット燃料は蒸発及び分解してしまって残留はしないので、今回の検査で残留している物質は、閉じた空間におかれて蒸発せず化学反応したとも考えられる。

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