掲示板のあり方について

  • 投稿No.179
  • 投稿者:管理人[ 管理者 ]
  • 投稿日:2021-12-02 21:48:54

小田周二 さんへ

 この度は「無名」さんの投稿に向けてコメント的な投稿をいただきましてありがとうございます。ご著書の『真実と真相』『524人の命乞い』『永遠に許されざる者』の三冊は興味深く読ませていただきました。

無名 さんへ

 掲示板というところは情報の提供ということも有益な場でございますが、それにも増して短い日時のうちに発刊されたばかりの書物に対する感想が投稿されたり、特定の事柄に関して自身とは全く異なる考え方を持つ人との意見交換が出来る場となることがその特徴ではないかと考えております。

 ここ最近の掲示板において、自分とは異なる考え方に関して「荒唐無稽」という言葉が「無名」さんによって使われていますが、「荒唐無稽」という言葉の意味を辞書で調べてみますと、「全くの事実無根で嘘ばかり・・・という意味があり、具体的な証拠や確証がないのに、大げさに話している様子を表している」とされています。
 「荒唐無稽」という言葉については前にも記させていただいたことがありますが、墜落事故の原因との関連性で記しますと、自分なりの仮設が正しいものという思いが確立している場合、それと異なる考え方は部分的なものまでを含めてすべて「荒唐無稽」と感じられるはずのものです。これは一方向的では無く、お互いに言える事柄です。

 他人は自分とは異なる材料と思考方法、プロセスでその仮設を導き出している可能性があるゆえに、自分が導き出した仮設と異なるからといっていきなり他人がそれなりのプロセスで導かれた仮設を「荒唐無稽」と断定してしまうのは早計というものでしょう。
 まずは、自分と異なる他人がなぜそのような結論になられたのか、相手の意見をしっかりと聞いてあげる姿勢が必要ではないかと考えます。

 相手の意見をしっかりと聞いて理解してあげてから、徹底的に議論をするのは自分自身の意見を深めたり、見落としていた事柄があった場合は自分自身では気が付きにくい場合があるので、それに気付かせてもらうには良いことではないかと考えております。
 ただ、異なる意見を持つ者同士の議論は平行線になり易いものだと思いますが、相手の話を十分に聞かないうちから「荒唐無稽」だと頭から断定してしまうと相手方も冷静になれず、感情的になってしまわれるとは考えられないでしょうか。そして、感情が対立してしまうと真相究明には決して向かわせてもらえないものだと考えております。

 自分の意見とは異なる考え方を排除したいという気持ちは誰しもが持っている心で、仲間を作りたいといった意識と共通するものがあるのだろうと考えておりますが、それがエスカレートすると、味方と敵という対立関係を作ってしまうものではないかと考えます。政治の世界ならばそれで良いのかもしれませんが、「真相解明」に焦点を当てるのであれば、違った方向に向かってしまうとは考えられないでしょうか。
 仲間を作り、敵を排除する方向に向かうこと自体は人間社会の中では仕方のないことかもしれませんが、ややもすると敵方とみなした人が何か言おうとすると、何を言われても頭から間違いだという感情を伴っているものですから、的を射ている事柄ですら受け入れられなくなってしまうのであれば残念なことではないかと考えております。

 掲示板から退場するかどうかは掲示板への参加者自身が決める事であって、どなた様にも排除の論理でもって退場いただくものでは無いと考えております。

 他にも管理人として記しておかなければいけない事柄があるかもしれませんが、今回はこれぐらいにさせていただけますでしょうか。今回は長文の投稿となってしまったことをお詫び致します。

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