Re.(3) 垂直尾翼の破壊

  • 投稿No.1721 元投稿No.1678 さんへの返信
  • 投稿者:管理人[ 管理者 ]
  • 投稿日:2022-05-09 16:40:23

> 管理人さんへ返信
> 青山透子氏は「着力点」の意味を誤解されています。
> その他の著作では、何がどのように垂直尾翼に当たったのかが明確ではないものもありますが、少なくとも、側面から当たったことはDFDRからは否定されます。

鷹富士 様へ

管理人です。

青山透子さんの誤解についてもう少し詳しく教えてください。
青山透子さんの著作『圧力隔壁説をくつがえす』89ページ~91ページから引用致します。
2011年に出た『事故調査報告書解説書』には次のような記述があると記されています。
「また頑丈にできているはずの油圧配管は外部からの物体が衝突しない折損するはずがないという点も、その説の技術的な根拠となっています」
 ポイントは、「外部からの物体が衝突しない限り」の部分である。つまり、頑丈な配管が実際に切断されたのは、外部からの物体が衝突したからだ、ということを逆に説明していることになる。結果から見ても、外部からの物体の衝突があったことを認めざるを得ないということだ。

 そして同書93ページには
 ここで重要なポイントは、「内外差圧(圧力の差)では、垂直尾翼破壊部の面積から考えると説明しにくく、これだけの大きさは生じにくい。従って差圧ではなく、もっと大きなものがぶつかった。そのエネルギーによって破壊されたとも考えられる」と示唆していることだ。これぐらいの破壊力をもつ物体が、飛行機の垂直尾翼の横から当たったということになる。
 この「外力」は、飛行機の左側の横、つまり側面から当たったということになる。

引用は以上です。
 青山透子さんは詳細なベクトル計算はされていませんが、油圧配管が折れて切断されていることからその原因については横から物体が当たったのだろうと推測されているように見えます。DFDRと一致しないかもしれませんが、青山透子さんのこの見方には根本的な誤りが含まれていますでしょうか。

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