Re.(31) 断熱膨張に伴う温度低下の関連性

  • 投稿No.940 元投稿No.936 Aさんへの返信
  • 投稿者:風のたより
  • 投稿日:2022-01-28 00:45:29

Aさんへ
返信ありがとうございます。
いろんなご意見があるのは承知していますが、どうしても隔壁損壊時の事象で理解できない点がいくつかあります。
お時間がありましたら、以下に関しご意見をいただけるとありがたいと思います。

まず、ご返事いただいたように鎌倉で見つかった台形の部品についてですが、与圧側に存在しており、かつ機体本体を形成するアルミ合金とリベット留めされていることから機体に恒久的に取り付けられた部品だと思います。
そのため「天井の内装樹脂パネルや吊られた荷物入れ」なんかと「機体本体の同枠」の間のスペーサーであったと推察します。
圧力隔壁の穴によって生じた負圧で約60×70cmの大きさものがリベット留めされた機体構造物を引きちぎって放出されたということですね。
鎌倉で見つかった本部品は天井にあったとすると隔壁に空いたリベット列亀裂のL18線から最低でも2mくらいの距離があると思います。
一方、隔壁の直前にある内装パネルは、断熱材を挟んで0.2mと先の2mよりはるかに近い位置に存在すると思います。
しかも、内装パネルは樹脂製で一枚が200×100cmくらい面積を持ちそれらの嵌め合わせ・組み合わせ構造です。
鎌倉で見つかった部品に比べ内装パネルは極めて大面積(負圧により、より大きな力を受ける)であり、かつ脆弱な固定方法になっていると思います。
よって、鎌倉で見つかった部品の脱落なんかよりも内装パネルにもっと激しい損壊があってもよさそうに思えます。
生存者の証言で「あたりを見回して天井パネルがなくなっていた」とありますが、機内の側壁パネルへの言及がありません。
以上についてAさんはどのように考えられますか?ご意見があればお教えください。

つぎに与圧側のあった断熱材が「水平尾翼にたくさん詰まっていた」という話です。これに関し2つ疑問があります。
一つは、断熱材が水平尾翼に入り込んでいたが「極少量」であったという話と「たくさん詰まっていた」と2つの話が出ます。どちらが正しいのでしょうか?
疑問のもう一つですが、隔壁の穴から噴出した気流に乗って断熱材が水平尾翼内に「たくさん」入り込むメカニズムを考えると以下の条件が必要になります。
(1)水平尾翼の先端が大気解放する穴が空いていること。または、(2)水平尾翼内が真空であること。のどちらかが必要です。
さらに垂直尾翼やAPU防火壁以降が脱落した以降に水平尾翼内は機体速度による吸出し負圧を水平尾翼の根元側から受けます。そうなると水平尾翼内に断熱材が留まるのは困難と考えます。
Aさんは如何お考えでしょうか?もしよろしければお考えをお聞かせください。
以上になります。

> お答えします。
> 1.新聞を見る限り、客室側(与圧室側)です。
> それが後部圧力隔壁を通って外に出ました。断熱材が水平尾翼にたくさん詰まっていたことと同じ現象です。
> 2.飛行機の天井というのは「内装で使われている物」に区分されます。
> そこの与圧室側に穴が空いたと生存者が証言しています。
> これは決して「飛行機の外壁に穴が空いた」わけではありません。
> もし空いていたら、そこから後部座席の人や物が吸い出されるでしょう。
> 飛行機に乗った時、平らな天井がありますよね。天井が無かったら、飛行機の丸い外板が見えてしまうことになります。