ボーイング747

  • 投稿No.600
  • 投稿者:風のたより
  • 投稿日:2022-01-06 23:09:55

風のたよりです。
以前、123便が最初の衝撃音の際、圧力隔壁からの空気漏れによって垂直尾翼等を破壊したとした場合、「生存者証言の風の表現」や「垂直尾翼の破壊場所や形態」と合致しないことを述べさせていただきました。
こうした考察は、私が述べるまでもなく既に過去の多くの先人たちによりまとめられています。

今回はB747のR5ドアよりも後ろの機体後部について書きたいと思います。
その理由はB747の機体後部が他の旅客機と比べて特異な構造を持っていることに気が付いたためです。
以下にB747の機体後部の強度とりわけ疲労強度に関する情報を示します。
1,ホームページ「日本航空 123 便事故 御巣鷹山 悲劇の真相」 geolog.mydns.jp/sky.geocities.jp/joggle_joggle/ でB747の生い立ちや整備に関する実態が詳しく書かれています。
  ここではその詳細は書きませんが、B747の耐久性と整備の在り方に関して疑問が投げかけられています。HPの御本人は匿名にされていますが信頼できるお方と想像します。
2,以前紹介させていただきましたTouTube→沈黙の翼(by Jikusen Takahiro)においては垂直尾翼およびその付け根の破壊が先に起きたのではないのか?との投げかけがされています。
3,反対にYouTube→ワタナベケンタロウ動画㉟においてB747は垂直尾翼を含め機体設計技術が確立された機体であり尾翼の自壊は考えられないとの見解も示されています。

以前の書き込みで、事故調査報告書のP.205写真58「垂直尾翼外板の黒色付着物」を示して123便は墜落以前に長期に渡り垂直尾翼リベットの緩みが発生していた可能性を挙げさせていただきました。
以前にも言いましたが、黒い付着物=黒い汚れの主成分はアルミの粉が黒変したものです。機体の使用に伴い機体外板とリベット間の振動で摩耗したアルミ粉が黒変して塗膜に突き刺さってしまったものです。
この汚れは洗車機のようなブラシや洗剤では容易に落ちないため年々蓄積していきます。

今回、B747とそれ以外の機体の機体後部の黒色付着物の比較を行いました。
これによりB747の特異性が見えてきます。
airman.jp/2012/07/page/3 をご覧になってください。開きますとページの最上段は2012年7月17日の写真が出てきます。
それを下にスクロールしていってください。すると「飛行機のお尻特集、最終回」(2012年7月15日)が出てきます。
そしてさらに下にスクロールすると「ジャンボのお尻(特集)」(2012年7月11日)というのが出てきます。各機の「お尻」映像が比較できます。
写真はたくさん出てきますが、B747の機体後部の汚れは他を圧倒して汚れています。B747のカラフルなラッピング仕様は除く。
特に「垂直尾翼と胴体の付け根とそこから水平尾翼に向かう線状の汚れ」「水平尾翼の前後の下側へ向かう線状の汚れ」がひどいです。
こうした汚れは、B747機体にリベットの緩みが多発しており疲労耐久性が劣る可能性を示しています。
本日は、ここまでとします。是非これをご覧の皆さんにはご自分の目で写真を確認していただきたいと思います。