Re.(16) 垂直尾翼点検口の蓋?

  • 投稿No.499 元投稿No.496 風のたよりさんへの返信
  • 投稿者:佐伯
  • 投稿日:2022-01-03 16:49:31

> 誤解点を以下に示します。以下に対しご理解されようが、しまいがこれ以上の返信は無用です。
> ・内圧が掛かる垂直尾翼内部は、縦であっても横であっても補強材?骨格にはこれを破壊する荷重は掛かりません。理由は尾翼内面に露出した骨格の全表面は均一な圧縮荷重を受けるからです。
> ・垂直尾翼の内部構造は縦横の骨格が配され、それに外板がリベット留めされています。そのため内圧は、骨格に仕切られた四角の外板の一つ一つに掛かります。

ようやく当方が始めから言及していた「縦通材ストリンガ」に理解への第一歩が進んだようですね。
しかし、上記の理解は完全に間違ってます。
縦通材は外板にリベット留めされていますが、横材と外板は直接はリベット留めされていないのです。
ここが貴方の最大の勘違いです。

縦通材ストリンガは横材リブと外板の間にあります。横材リブと外板は縦通材ストリンガを介して繋がれている構造なのです。
外板と縦通材ストリンガを繋ぐリベットよりも、縦通材ストリンガと横材リブを繋ぐリベットの方が少ない。
だから先に接続が切れるのは「縦通材ストリンガ」と「横桁リブ」です。リベットとその周りが切れるという意味でストリンガが破損してリブから離れる旨を言っているのです。

分かりましたか?

当方の見解を、捻じれによる破壊と混同したもの、当方は、論点ずらしばかりをしている、と貴方がさかんに喧伝し、「縦通材ストリンガ」が内圧上昇による引張の力での破壊になんら関係していないかのようなことを繰り返し主張しているので、「「縦通材ストリンガ」」が内圧による破壊に関係していることを説明したまでです。

> ・佐伯さんは、垂直尾翼全体を大きな面と捉え、かつ内部に骨格の無い空洞の箱ようなものを想像されていますね。

そんな想像はしていませんよ。違うと言っているでしょう。何度言ったら分かるのでしょう?
当方は、先に「縦通材(ストリンガ)は、横桁(リブ)と外板を繋ぐ縦に走る部材です」「外板と横桁(リブ)を繋いでいるのです・・」「なお、ここで私が言っている四角とは、横桁であるリブと縦通材によって仕切られる領域のこと」と明示しています。さかんに読解力の語を強調されていましたけど、貴方はもしかして読解に難がある方ですか? 首を傾げるばかりです。

> ・外板の板厚は何処も同じ厚みですが、仕切られた面積の大きさで四角に掛かる荷重に差が出ます。面積が大きいほど荷重が大きくなります。そのため四角の面積の大きい所から破裂するように破壊します。

根元の「四角」が一番大きいことを根拠を添えてご提示ください。
構造図を見る限り、むしろ、根元の方は「四角」が小さめですね。どういうことですか?

>  四角の面のアルミ薄板の中央が裂けるように破壊することもあるでしょうが、一般的にはその四角の辺を留めているリベット抜けが先に始まりるように設計されるはずです。
>  壊れる四角は先に示した四角の面積の大きさによって決まりますが、四角の辺の長さによっても影響を受けます。たとえば、面積が同じ四角であっても真正方形と縦横比が大きい扁平な四角では扁平な四角形の長辺により大きな力が掛かります。
>  そして、その辺の中央に位置するリベットが真っ先に抜けます。

根元の「四角」が一番大きいことを先に示さない限り、いずれも意味をなさない技術事項ですね。
そもそも、実験結果を無視する理由が全く不明です。実験では、根元側がまっさきに壊れたとの結果は出ませんでしたけど?