Re.(15) 垂直尾翼点検口の蓋?

  • 投稿No.496 元投稿No.469 佐伯さんへの返信
  • 投稿者:風のたより
  • 投稿日:2022-01-03 16:02:00

> 何をおっしゃられているのか分かりません。
> 当方は、最初から最後まで内圧上昇に伴う内側からの破壊についてお話しています。
> 論点も変えていません。
> 内圧が均等にかかるならば、上部から中央部のあたりの方が先に荷重の限界を迎えます。少なくとも必ず根元が先に壊れるとまでは言えないです。」
> もしかして縦通材が何なのか分からないのですか?
> 縦通材(ストリンガ)は、横桁(リブ)と外板を繋ぐ縦に走る部材です。
> 外板と横桁(リブ)を繋いでいるのですから、これが内圧上昇の際にまっさきに破損する部材です。

佐伯さんへ
風のたよりです。
ハッキリしました。失礼ですが、貴方のおっしゃっている話はやはり物理的に誤解をされているようです。
誤解点を以下に示します。以下に対しご理解されようが、しまいがこれ以上の返信は無用です。
・内圧が掛かる垂直尾翼内部は、縦であっても横であっても補強材?骨格にはこれを破壊する荷重は掛かりません。理由は尾翼内面に露出した骨格の全表面は均一な圧縮荷重を受けるからです。
・骨格が破壊するのは、外板がリベット抜けで浮き上がった後、飛行速度の気流で破壊されます。
・佐伯さんは、垂直尾翼全体を大きな面と捉え、かつ内部に骨格の無い空洞の箱ようなものを想像されていますね。それでしたら中央から膨らんで破壊します。ですのでお話が行ったり来たりするように聞こえました。
・垂直尾翼の内部構造は縦横の骨格が配され、それに外板がリベット留めされています。そのため内圧は、骨格に仕切られた四角の外板の一つ一つに掛かります。
・外板の板厚は何処も同じ厚みですが、仕切られた面積の大きさで四角に掛かる荷重に差が出ます。面積が大きいほど荷重が大きくなります。そのため四角の面積の大きい所から破裂するように破壊します。
 四角の面のアルミ薄板の中央が裂けるように破壊することもあるでしょうが、一般的にはその四角の辺を留めているリベット抜けが先に始まりるように設計されるはずです。
 壊れる四角は先に示した四角の面積の大きさによって決まりますが、四角の辺の長さによっても影響を受けます。たとえば、面積が同じ四角であっても真正方形と縦横比が大きい扁平な四角では扁平な四角形の長辺により大きな力が掛かります。
 そして、その辺の中央に位置するリベットが真っ先に抜けます。
解説は以上です。
もし、これでもご理解いただけない場合、本話題に参加してこられない「無名さん」にお尋ねされることをおすすめします。彼ならもっと詳しく解説してくれると思いますよ。