Re.(18) 富士山目撃にかかる検証

  • 投稿No.625 元投稿No.623 文系ちゃんさんへの返信
  • 投稿者:風のたより
  • 投稿日:2022-01-08 23:31:20

文系ちゃん様
風のたよりです。

油圧回路に破れが生じるとアシスト力を発生するパワーシリンダには圧は掛からなくなります。
これで重ステ状態になります。
機体がダッジロール(1Hz以下)をするに合わせカウンターを目いっぱいの力で当てるこれは可能だったと思います。←これは考察されたように行ったと思います。
しかし、2人がかりで目いっぱいの力で舵を動かしても全舵角の30%前後しか動かせないのでパワーシリンダ内の油もやはり30%しか排出できなかったと思われます。
私の言ったスカスカになるのは全舵角の30%だけで、それ以上は油の抵抗と舵面の風の抵抗で動かせなくなっていたと想像します。
ですのでスカスカになったのは最初の最大力で舵を動かした時点でそうなります。ので、48分よりずっと前でそうなっいたと思います。

> 以下、自分なりにCWPのチャートを見ての感想的なものを書きます。
> 123便は事故発生後、数分はその自己リミッターモードのような操作をしていたように思います。それがその後ダッチロール飛行入り、輪をロールに対してカウンターを当てるような操作を始めたものと読み取りました。
> そのカウンター操作ですが、輪を回していき自己の判断でここまでだ と止めたのではなく、回せるところまで回していたように思います。しかも回せるところまで回して操作が重くなってもある程度輪を回転させる力は加え続けていたようにも見えます。そうしているうちに逆のロールが始まりますので今度は反対方向に回せるところまで輪を回してやはりこちらでも行き着くところまで回してもなお力は入れ続けた そういう操作を繰り返したのでしょう。
> そう捉えないと桿の押し引き、スロットル操作等も同時に行っていたにしては輪の左右の折り返し点が揃いすぎています。
> その 一杯から一杯まで+力は加え続ける という操作も48分頃で一旦打ち止めとなります。ここで謎のチャート大乱れが発生します。

機長がライトターンを宣言した後、航路上で大きく右回りをしていますので人力による舵類の操作が効いていたと考えるのが妥当だと思います。
ただし、1円弧の綺麗な円を描くには長時間力を込め続ける必要があるので、体力的に無理があります。
そのため、25分の下田上空で一回目、31分の焼津上空で二回目、34分あたりで三回目と分割して右回りで羽田に戻ろうとしているように見えます。
その後、38分の富士山を過ぎたところで左に向かっているのは、機体が流されたか横田への接近に切り替えたのかな?と想像します。CVR記録はありませんが。
パイロット達は25分から38分までの間で人力による機体反応を確認習熟したと考えられます。そうした経験により大月ターンで横田への着陸態勢に入ったとみるのが妥当だと思います。
大月ターンでも一円弧での旋回はせずに4回の小さな右旋回で慎重に回っているように見えます。風に流されたのであれば短時間に4回もの揃った小さな右旋回は不可能と考えます。よって、ここの部分も人力による意図した旋回に見えます。
しかも「車輪ダウン」「フラップ下げ」「エンジン出力低減による降下」も行っています。
この大月ターンの前後において「ダメかもしれんね」との発言があったのなら、安全な着陸が難しいと判断(ピッチ角とロール角を安定させれない)したと考えます。
その後、人家の少ない「山」へ変針というストーリーに思えます。
これは以前にも書きましたが、山越をしてその先の盆地を目指すには高度が下がり過ぎていたため再び上昇を試みたのが48分なのでは?と考えます。

> そして以降は再び自己リミッターモードに戻したようです。
> この大乱れ、48分とか49分あたりですがこれまであまり議論されて来ることはなかったように思います。それまで比較的クルーに感じられた余裕的なものもこれを境に急激に消失し、コントロール状況についても新聞にPIOとなる とまで書かれるような事態となっていたようです。これは本来事故調が詳細に分析すべき項目ではないかと思います。
> > 追伸:油圧回路が破れた場合、メカニカルケーブルの動作によりパワーシリンダ内の油はシリンダから追い出され空っぽになります。そうなると油による抵抗はなくなります。パワーシリンダの最初の一往復は油の抵抗は残りますが、それ以降はスカスカになります。
> そのスカスカ現象、48分のチャート多乱れの所の可能性はないものかと怪しんでおります。
> チャートに関してどうしても文字だけでは掴みにくいでしょうから近いうちに画像を貼りたいと考えております。

以上、長文で申し訳ありません。

追伸:事故調査報告書によると「垂直尾翼が吹き飛んだ後、数分間は油圧が作動していた?」との記載がありますが、こんなこと絶対に起こり得ません。
   漏出防止バルブ(=カットバルブ)を持たない油圧回路の高圧配管が大気解放したらその瞬間からパワーシリンダには圧は一切掛かりません。
   ここにも物理現象を無視したような記載がされています。