墜落状況に関する情報
- 投稿No.2059
- 投稿者:文系ちゃん
- 投稿日:2022-09-05 17:28:11
議論盛り上がりのところ失礼致します。
最終局面、墜落状況に関する情報 些細なのかもしれませんが、3つほどありましたので貼らせて頂きます。
柳田邦男氏が事故に関して日ごとに詳細に手記にしておられたようです(新潮45 10月号に掲載)
内容としては後に何かの書籍、単行本に収録されたものかもしれませんが。当時の初期における事故の認識として参考になる部分もあるように思います。
※ この内容が真相であると私が主張するという意味合いのものではありません
13日 午後
18時10分、A航測会社による航空写真とは別に、墜落現場上空をヘリコプターで日航機と同じ進入コースを飛んだ飯田カメラマンのビデオ・エアショットの編集が済んだというので、編集室で試写を見る。小まわりのきくヘリコプターの機動性を活かして、起伏の多い御巣鷹山の尾根に低空で迫っていく。最初の尾根にある背の高い一本の木が切断されている。折れた幹の木肌が生々しい。沢を超えた向かいの上り斜面の途中に、地肌の現れた第一の接触地点があり、その斜面を登りきった尾根にV字型に鋭く抉られた第二の接触地点があった。ヘリコプターがそのV字型の真上を飛び越えると、深い沢になり、前方に機体の残骸が散乱する墜落現場が迫ってくる。V字型の切れこみのある尾根を越えた下り斜面の、右手のかなり離れたところには、水平尾翼が緑の中に白く光って落ちている。飯田カメラマンは事故機の接触点などを、五万分の一の地図にプロットして測定したところ最初の木を切断した地点から沢越えのV字型切れこみを作った尾根まで約三百メートル、V字型切れ込みから次の沢を超えて墜落現場に至るまでが約五百メートルであったという。
沢田カメラマンの観察はなかなか鋭い。切断した一本の木の手前には、かなり高い尾根があることから推測すると、事故機はかなり急な降下率で墜落していったようだ。第一接触点が最初に切った一本の木より低いところにあることも、そのことを示している。不思議なのは、次のV字型切れ込みのある第二接触点が、第一接触点より高いところにあることだった。事故機は第一接触点でバウンドして尾根を越えたのか、それともパイロットがエンジンをフルパワーにして、再上昇を試みたのか。いずれにしても、急な降下をしてきた事故機が、第一接触点あたりでは、斜面すれすれに駆け登るような飛び方をしていた可能性がある。飯田カメラマンはそんなふうに説明してくれた。その最後の数秒間、乗員や乗客たちはどんな状況だったろうかという思いが頭をかすめる。
また、『日航ジャンボ機墜落―朝日新聞の24時』の中に、地震計に関して少し書かれています。
墜落現場付近の長野県川上村に設置されてある東大地震研究所の微小地震計が異常振動を測定した、という情報である。地震波は三波に分かれ、第一波は午後六時五十六分二十六秒すぎから観測、三秒後に第二波がきた。この最初の二つの波は一秒ほどで減衰する極めて微小なものだったが、五十六分三十一秒から観測された第三波は、約五秒間の大きな揺れの後も、十秒近く細かな振動が尾を引く大きな波だった。
<挿絵のみ 初期報道 地方紙14日朝刊 墜落現場状況図>
http://imepic.jp/20220905/626560