Re.(5) 事故機における旋回
- 投稿No.1805 元投稿No.1803 文系ちゃんさんへの返信
- 投稿者:佐伯
- 投稿日:2022-06-08 21:31:18
> 事故機におきましては垂直尾翼を失い安定性が大幅に低下すると同時にヨーダンパーの機能が失われてしまったことも大きかったように思われます。
> 安定を失った機体は横滑りを始めてしまうのでしょうが、それもひどくなると進んでいる側の翼端が持ち上がるようにロールし、横滑りを止めて元に戻っていこうとするのではないかと思います。
> しかしその時、丁度元に戻ったところで止まってくれればよいのですが、止める術がないために勢いでもって今度は逆の方向の横滑りを始めるのでしょう。
上記は、事故機において特異なダッチロールが生じた理由にはなっていますが、ダッチロールが止まらなかった理由にはなっていません。
なぜ、ダッチロールは止まらなかったのですか?
大型機が垂直尾翼を失った事故は過去にもありますが、123便のような特異なダッチロールには陥っていません。
垂直尾翼の喪失とヨーダンパ―の機能喪失が特異なダッチロールの理由であるなら、123便と同様のダッチロール状態になったはずです。
> ピンポイントな情報が知りたかった訳でありまして~
まさにここですよ。貴方のこういうところが問われており、また何度も繰り返し指摘されているところです。
「レーダーの際の話一つを取って、ほかの見えていない部分でもそうであるかのように捉えられてしまっており、少々残念ではあります。」とありますが、別にレーダーの話に限ったものではありません。
加藤寛一郎教授の本は、たしかに、この事故を考察する者にとって必読の書ではあります。
しかし、決して基本原理を丁寧に掘り下げた基本書というわけではないのです。
その本は貴方の望むように、手っ取り早く知りたいことだけを要約してある本です。細かいところは飛ばしてあります。
加藤教授の本を理解するためには、もう一歩手前の初学者向けの入門書を通して読む必要がどうしてもあるのです(貴方が航空工学科の学部生と同等以上の実力があるなら別ですが、そうではないですよね)。
繰返しになってしまいますが、貴方には基本書を手元において地道に一つ一つ知識を積み上げていく姿勢が残念ながら感じられません。
基本を丁寧に勉強していく姿勢があるのであれば、投稿No.1803の回答コメントのようにはならないのです。
投稿No.1803は、専門用語をそれっぽく並べた軽薄な内容といった印象が否めません。
知りたいことだけつまみ食いしているようでは、いっこうに議論に必要な練度に到達できないでしょう。
当方が常々、「やさしめ」の本でいいので通して読む必要があるとうったえているのはこういった理由からです。