Re.(4) 日航123瓶墜落事故 真実と真相 (その37) ―無名氏へのお願い:無名氏の事故調査結果は 確実で帰納法での検証で、真実に近い仮説だ。 前橋地検が不起訴にした三者の再審査請求されることを 無名氏に期待する。実行を!!―
- 投稿No.1431 元投稿No.1428 無名さんへの返信
- 投稿者:管理人[ 管理者 ]
- 投稿日:2022-03-30 13:24:22
> 管理人さま
> ありがとうございます。お陰様で何となくですが小田氏の主張を理解する事が出来ました。
> 個人的に気になる点があります。1990年7月の地裁判断について
> >>1990年7月の前橋地検の判決は落合証言に基づくと相模湾上空で急減圧があったとは認められないので、事故調説を退け、訴訟相手先の三者にはいずれも責任を問うことは出来ないとして無罪の判決が出た。
> これは管理人さまの個人的見解が入った上での解釈でしょうか?
> 先ず、私の認識では不起訴処分と記憶しています。また
あ> >>事故調説を退け三者の責任は問えない~
> に関しては意味が解らず更に困惑してしまいました。私の認識に間違いがあればご指摘と追加説明を頂きたく存じます。
無名 様へ
管理人です。
前橋地検の件でのご指摘ありがとうございました。
「無罪判決」という表現は適切でなかったことを認めます。「無罪判決」は「不起訴処分」に訂正致します。
なお、不起訴処分となったことについて、遺族に向けて異例の説明会を開かれたようですが、その際に山口検事正が語られたコメントなどが『天空の星たちへ』(青山透子著)に記されていましたので引用させていただきます。ご参照ください。
258ページ
「あの事故の法的な結末をここに記しておく。群馬県警から業務上過失致死容疑で書類送検された、日航12名、運輸省4名(1名死亡)、米ボーイング社4名(被疑者不詳)の計20名と、遺族から告訴、告発された3社の首脳ら12名(うち1名は送検分と重複)の計31名全員を不起訴処分とした。
不起訴理由としては、送検分20名(1名の死亡者を除く)は「嫌疑不十分」
遺族からの告訴、告発分はボーイング社首脳2名が「嫌疑不十分」
日航、運輸省関係者9名は「嫌疑なし」
以上である。(1989年11月23日各紙)
ボーイング社においても技術担当者、品質管理責任者の指示は適切で、作業担当者は特定出来ず、具体的な過失は認定できないとした。
261ページ
いずれにしても地検の不起訴理由に、このGI検査では修理ミスから生じた亀裂発見は難しかったとしたのであった。
それならば事故調査委員会は、なぜ整備ミスとしたのだろうか。
ヤニがべっとり付いていたという記事や亀裂を指さした写真は一体何だったのだろう。
最終的に、前橋地検が出した結論は、「すべては推定にとどまり断定できない」となった。
この結果を踏まえての遺族による不服申し立てを受け、審査をしていた前橋検察審査会は、1990年4月25日午後「ボーイング社修理スタッフ2名、日航担当者2名については不起訴不当」とする議決を出した。刑事上の時効を迎える8月12日まであと、3ヶ月である。
しかし残念ながら結局、再び不起訴となった。(1990年7月13日付各紙)
これで単独航空事故として史上最大の事故においての刑事責任は誰ひとり問われることなく、1990年8月12日に時効を迎えたのである。
なお、この事件を担当した山口悠介前橋地検検事正は遺族側からの強い要望で異例の説明会を開いた。(1990年7月17日に実施)
それについての記事が時効直前の8月3日付毎日新聞朝刊に掲載された。
記事の内容は以下の通りである。
ゆったりと流れる利根川が見える前橋地検三階にある検事正室で、遺族21名、弁護士2名で山口氏との説明会は5時間にも及んだとある。
山口氏はこの年の前年、1989年9月まで東京地検の次席検事であり、リクルート事件、平和相互銀行事件など、数々の政財界の汚職事件を手がけている。いわばやり手の検事である。
その山口氏はこう述べている。
「私が検事になったとたん、すでにマスコミが『検察、不起訴か』などと報道し始めた。いったいどうなっているのかと驚いた。さらに捜査会議を開いたら、部下の検事はだれもこの事件は起訴出来ないと言った。それでも私は様々な角度から捜査した。
捜査の結果、わかったことは修理ミスかどうか相当疑わしいということだ。事故原因には色々な説がある。タイ航空機の時には、乗客の耳がキーンとしたという声があったが、今回はない。圧力隔壁破壊がいっぺんに起きたかどうかも疑わしい」
この発言の中にあるタイ航空機事故は1986年10月26日、高知県上空で起きた事故で、機体後部の圧力隔壁が破損して、大阪国際空港に緊急着陸した事件である。
この時、乗客の証言からはドーンという破壊音とともに、機内圧が急激に低下し、白い水蒸気のような気体が充満したことが明らかになっている。乗客乗員、89名が一瞬で航空性中耳炎になった
山口氏は日航機事故では「それがなかった」と指摘、従来の隔壁説に大きな疑問を投げかけている。さらに山口氏は一気に発言している。
「まず、ボーイング社が修理ミスを認めたが、この方が簡単だからだ。落ちた飛行機だけの原因ならいいが、全世界に飛ぶ飛行機の欠陥となると売れ行きも悪くなり、打撃も大きくなる。そこでいち早く修理ミスとした。
事故調査委員会の報告もあいまいだ。(膨大な書類を指して)これを見ても真の原因はわからない。事故後の機体や遺体の写真、ボーイング社、日航、運輸省関連調書、何をみても事故の報告書でしかなく、それからは本当の原因などは何もわからない。皆さんはわれわれが何か特別に大切なものを持っているように思っているかもしれないが、本当に原因は不明なのです」
そう言って、すべての書類の入ったキャビネット20本以上を遺族に見せた。その凄惨な事故の写真の数々を見た遺族たちは言葉を失ったという。