使い方とルール
掲示板設立の趣旨
御巣鷹山の悲劇
訪問者数 1383336 / ページ閲覧数 1634223
編集
投稿者名
題名
内容
>一番最最初にあなたの返信に「垂直尾翼の欠損がダッチロールの原因だ」と明言されましたよね これは少々誤解があるようです。 私は、垂直尾翼の欠損がダッチロールの唯一の直接的な原因だとまでは思っていません。 「垂直尾翼の欠損がダッチロールの原因だ」は私の最初の回答そのものではないです。 「 」書きで引用したように装っていますけど、これは貴方自身による要約であり、私のコメントそのものではないですよ。 まずは事実関係をご確認ください。 最初の回答としては、投稿No.766のとおり、ダッチロールの原因は 『一般的にはヨーイング、横滑り、上反角効果により生じるロール』とお答えしたはずです。 次いで、投稿No.787では『ダッチロールの原因は、ヨーの偏りが生じたときに横滑りが起こり、横滑りが起こったことで上反角効果によりロールモーメントが発生するからです。通常なら、ロールモーメントはすぐに収まるけれど、事故機の場合は、垂直尾翼欠落のために風見効果が効きにくかったため、ダッチロールへと移行したものと理解しています。』とお答えしました。 事故機の場合は、垂直尾翼欠落のために風見効果が効きにくかった、そのため、ロールモーメントが収まらなかった旨を丁寧に説明いたしました。決して、垂直尾翼の欠損そのものがダッチロールの直接的原因だとは明示したわけではありません。 投稿No.794でも、貴質問『(1)123便のダッチローが始まった原因は何?』に対して、 『ダッチロールが始まった起因は、伊豆上空での最初の右旋回とそれを戻そうとしたときに生じたロールモーメントだと個人的には推測します。エルロンが効かないため、このロールモーメントが残り続けたのだろうと考えます。』 と比較的明瞭にお答えしています。 やはり、垂直尾翼の欠損そのものがダッチロールが始まった起因とは言っていないです。 同じく投稿No.794によれば、『事故機の場合、一般的な場合とは異なります。減衰しない理由は、垂直尾翼が欠けているためです。風見効果が期待できず、絶えず横滑りしてしまうからです。横滑りが起こることで、上反角効果によりロールモーメントが生じる・・・加えて、通常ならば、エルロンの作用で、余計なロールモーメントを打ち消すことが期待できるところ、頼みの綱のエルロンが効かなかったのです。だから、ロールモーメントが残り続けたのです。これが事故機に起こったダッチロールです』とあります。 すなわち、ダッチロールが減衰しない理由として、垂直尾翼が欠けていることを挙げているだけです。 ダッチロール開始の要件として垂直尾翼欠損を挙げているわけではありません。 垂直尾翼が欠損すると特異なダッチロールに陥る場合があるのは確かだと思います。 しかし、垂直尾翼が欠損していない機体もダッチロールに陥る場合はあります。健常の機は、垂直尾翼欠損の機とは異なる動きをするでしょう。 垂直尾翼があってもダッチロールに至る可能性はあるし、垂直尾翼がなくてもダッチロールに至る可能性はあるということです。 だから、「垂直尾翼の欠損がダッチロールの【唯一直接的な】原因」とまでは思いません。理由は繰り返し丁寧に述べているつもりです。 御理解いただけましたか? 冒頭『一番最最初にあなたの返信に「垂直尾翼の欠損がダッチロールの原因だ」と明言されましたよね』は事実誤認だと思います。 >垂直尾翼の欠損面積とダッチロール減衰の関係は不明とおっしゃるのはなぜですか? 「もし、123便の垂直尾翼の欠損があと少し小さかったら(残った垂直尾翼が大きかったら)ダッチロールは減衰していたという理解でよろしいでしょうか?」の質問に対して、完全に健常ならばロールが減衰するであろうことは言えたとしても、種々条件があるため、欠損面積の割合に応じてどの程度減衰が変化するかは分からないからです。欠損面積大小と減衰の程度の関係性についてデータをもっていません。 減衰等に関わる条件は、別の方も挙げてくださっていますのでご参照ください。 欠損面積大小と減衰の程度の関係性について気になるなら、大学研究機関等へお問い合わせください。 >仮にダッチロールと垂直尾翼の関係性は垂直尾翼だけでは語れないとおっしゃるのであれば、他に何が原因になるのですか? 一因として縦の運動が挙げられます。関連して、別の方も説明してくださっているのでご参照ください。 >一般論で結構なのでお答えください。FAAの認証を通った(すなわちエルロンでカウンターを打たなくても自立安定な機体)機体の垂直尾翼の面積が1/2, 1/4, 1/8と減っていくとダッチロールはどうなっていくのですか? 知りません。 123便事故とどのように関係する質問なのかも分かりません。 垂直尾翼の面積が1/2, 1/4, 1/8と減っていくとダッチロールはどうなるのか、気になるなら、大学研究機関等にお尋ねください。 > 佐伯さん > 以下でおっしゃっていることの意味が解りません。 > > ダッチロールの減衰効果と垂直尾翼の欠損面積の関係については不明です。 > 一番最初にあなたの返信に「垂直尾翼の欠損がダッチロールの原因だ」と明言されましたよね。 > そして健常な垂直尾翼ならダッチロールは減衰するともおっしゃいましたよね。 > それでいて、垂直尾翼の欠損面積とダッチロール減衰の関係は不明とおっしゃるのはなぜですか? > それでも不明とおっしゃるなら、前言撤回ということでよろしいでしょうか? > 嘘を書くつもりは無かったのかもしれませんが、これは良くないですね。 > 一般論で結構なのでお答えください。 > FAAの認証を通った(すなわちエルロンでカウンターを打たなくても自立安定な機体)機体の垂直尾翼の面積が1/2, 1/4, 1/8と減っていくとダッチロールはどうなっていくのですか? > 是非、ご意見をお教えください。 > また、仮にダッチロールと垂直尾翼の関係性は垂直尾翼だけでは語れないとおっしゃるのであれば、 > 他に何が原因になるのですか? > > ダッチロールの減衰効果は、複数の要因が絡んでいるはずです。 > 以上、ご教授よろしくお願いします。
確認画面へ
戻る