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御巣鷹山の悲劇
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自分が実際に見聞したことや、自分で体験したことを自分以外の人に語る場合、証拠が出せなければ信じてもらえない…家族からも半信半疑で聴かれたりする…。 そんな経験をした人は多いと思います。 私の場合、NHK総合の19時のニュースを見るのが毎日の習慣でした。 1985.08.12の夕方は、テレビをつけっ放しにして夕飯の支度を手伝ったり風呂の準備をしたりしていました。 テレビ画面の上方に、白い活字で「日航機がレーダーから消える」のテロップが出て、2秒ぐらいで消え、少ししてからまた同じテロップが3秒ほど出てすぐに消えました。 「レーダーから消える」の表示では【墜落とは限りません】。 爆破テロやハイジャックなど、テロリストの活動も起きる時代だったので、私は「ハイジャックにやられたか」と感じました。 それから5分も経たないうちに、NHKニュースが始まりました。 さっきの速報はどうした?続報を知りたくて、チャンネルはそのまま。有名な会社が倒産したと言うニュースがトップでした。 夕飯や風呂の支度などでテレビにくっついていられなくて、アナウンサーの読み上げを聴いたのは、ニュースが終わりかける時間でした。 ビデオデッキを持っている知人に訊いたら、「18時台の録画予約をしていなかった」「臨時生中継が始まったから、長時間録画になるので、テープを使うのを惜しんだ」 私はデッキをまだ持っていなかった。だから、見たものを話しても証拠が示せない。 事故後に生まれた世代の人達には信じてもらえず、「記憶違い」「錯覚」「話を盛りましたねぇ」 リアルタイムで、実際に体験したことを話しても証拠が出せなければ信じてもらえず、逆にウソツキのように言われる…本当に悔しい。もどかしいです。 技術が進歩して、デジカメやスマホが普及した現代は便利です。何か起きればすぐに撮影し、ネットなどで公開出来る。 しかし、合成写真・動画の加工・生成画像も容易に作れる時代になってしまい、証拠画像を出しても「AI生成だろ」「フェイク」と否定される確率が高い。 私と同じように、当時に事故を見聞した人達の中には、証拠を残せなかったことにもどかしさを覚える人はいるだろう。
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