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御巣鷹山の悲劇
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風のたよりさんへ なにかご不快な思いをさせたようで申し訳ありませんでした。 以下、皆様へ 風のたよりさんとの勉強会は打ち切りとのことで残念ですが、明らかな誤解を拡大させるのは本意ではありませんので「独り語り」を続けたいと存じます。 ご覧の方で意見のある方はどうぞコメントをお寄せください。 >機体後部に数メーター直径の穴が空きそこでの風が隔壁の1.8㎡の穴を通して室内に入り込まなかったと考える方が無理があると考えます。 ここが風のたよりさんが抱いているイメージの最大の疑問ですね。 風のたよりさん自身は先に「しかも123便の場合穴形状は不明確かつ複雑で、穴の奥に穴がある2重構造だ。」と明確におっしゃっています。 この点は同意であり、周知の事実です。APU脱落面(数メーター直径の穴)と隔壁の間には、水平尾翼貫通部(2.4㎡)の穴があるのです(仮に矩形とするとこの開口部は大体150cm×150cmの大きさ)。 大事なことなので強調しますが、機体後部数メーター直径の穴と隔壁損壊部とが通通で繋がっているわけではありません。 にもかかわらず、「機体後部に数メーター直径の穴が空きそこでの風が隔壁の1.8㎡の穴を通して室内に入り込まなかったと考える方が無理がある」は無理があります。 隔壁直下流部が緩衝領域となっています。この意味でトランクルームに穴を開けた事例を出しました。 実際に試すことは難しくても思考実験は容易ですよね。 皆さんどう思われますか? トランクルームの二重の穴を介して車内に強烈な風は吹き込むと思いますか? 穴の大きさは123便事故との対応で常識的な範囲で想定してくださって結構ですよ。 >特に「流体のエネルギー保存則」に突っ込んでほしかった。不得意分野だったのかな? 風のたよりさんがおっしゃっているのはたぶんベルヌーイの法則のことでしょうね。 ベルヌーイの法則は、時間変化のない定常流にしか適用できません。 >これを123便に当てはめると隔壁前の流体の持つエネルギーとその後ろの流体の持つエネルギーは同じという意味です。 123便隔壁事故の場合は、定常流ではありません。ベルヌーイの法則はそのままでは適用できません。 隔壁破膜の瞬間から高圧側から低圧側へと流れが起き、流れは時間とともに変化していきます。 隔壁破壊から垂直尾翼破壊までは流れが大きく時間変化する過渡現象の最中であり、この過渡現象の最中にベルヌーイの法則を適用するのはちょっとどうかと思いました(そういうアクロバティックな手法があるのかは知りませんが)。 くわえて、減圧の最中においては、隔壁から後方(すなわち垂直尾翼側)で起こる流れと、隔壁から前方(すなわちコックピット側)で起こる流れは基本的に別のものです。これを連続体のように繋げてはいけないと思います。連続する流れではないのです。 反証が完成するかもしれないと私なりに誠意を尽くしたつもりですが、 「大穴が空いてたんだったらその後客室に猛烈な風が吹き荒れるんだよ」の主張の明確な理由がとうとう聞けませんでした。 残念に思いますね。 ご意見ある方はご遠慮なくどうぞ。私は「猛烈な風が吹き荒れるんだよ」が本当のことなのか知りたいです。
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