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御巣鷹山の悲劇
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『隠された遺体』という書物を読む機縁に恵まれた。 読み進めながら感じたことを記しておきたいと思う。 目次の後に【凡例】として記されている文章は、私がこの書物に対する見方を方向付けてくれているような気がする。 「2024年1月2日に東京国際空港(羽田空港)でJAL機と海保機が衝突し、大炎上した事故について、報道等では「羽田空港地上衝突事故」としているが、「炎上」という言葉を省くことで事故を軽微なものと矮小化しかねないため、本書では「羽田空港地上衝突・大炎上事故」とする。」 報道記事に向けて適切な批判が加えられており、事実を誤認させるような表現をすべきではないという問題を提起されており、報道のあり方について訴えかけるものを感じさせてくれる。 ところがその一方で、両機が衝突したということについてはほとんど疑問を持たずに事実としてすんなり受け入れてしまわれているように感じられる。 年始に羽田空港で起きた事故直後に確か玉ノ井重孝さんという方がこの事故に関して、両機は衝突はもちろん、接触すらしていなかった可能性があるのではないか、という趣旨の投稿をされた。 それに応えるように私もそう思うという投稿をさせていただいたことを記憶している。 離陸を待って滑走路に停止していた海保機に時速200km近いスピードで着陸目的の日航機が真後ろから衝突したとされている事故だが、海保機の機長は自力で脱出出来、インタビューに答えて、後方からぶつかられたというよりも、後方で何かが爆発して炎上あいたようだったと語られた。 時速200km近いスピードで真後ろから衝突されていたというのだから、その通りのことが起きていたならば、海保機の機体は大きな力で前方にはじかれてその場に止まれず、機内一人一人の乗務員はひとたまりもなかっただろうと考える。 高速道路を運転中の普通乗用車がエンジントラブルで突然急停止し、その直後、真後ろから時速100kmを越えるスピードで大型トレーラーにノーブレーキで衝突されたら衝突された側の車両に乗っていた人はどうなるだろうかと置き換えてみると想像に難くないと思う。 一方、衝突した側の日航機は着陸モードで乗客全員がシートベルトを締めていたと思われるが、時速200km近いスピードで障害物にぶつかったことにより、通常の着陸が妨げられ、強い衝撃を伴う急減速があったはず。人体は予期しない衝撃に弱いが、例えばシートベルトは衝撃があったとき一人一人の人体にどのように作用するだろうか。 次に、報道側のカメラは事故発生直後から日航機を映し出し、乗客が乗っている機内から火災が発生しているように見えると報じていた。 ところが、後刻機内から撮影されたスマホ動画では火災は機内ではなく、機外からだった。 報道された内容をすんなり受け入れる前に、本当に両機が衝突したのかどうかについては立ち止まって一考を要するところだと思う。
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