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御巣鷹山の悲劇
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せきたにさんへ 風のたよりと申します。123便の詳細な飛行経路の検証ご苦労様です。「ボーンという音」に関する情報を投稿させていただきます。 残念ながら、123便の墜落原因に関しネット上で激しい対立があることはご存じだと思います。 特にミサイルや、ステルス機が衝突したとされる話には、きわめ品性の無い書き込み合戦が後を絶ちません。 この論争に終止符を打ちたいを思っております。そのため、せきたにさんたちの解析されている飛行経路を使わせていただきたいと思います。 大変申し訳ありませんが、文末にお願い事を書いております。可能でしたらお答えください。 > 河津駅の北西側で畑仕事をしていた河津町役場職員渡辺稔さん(45歳)の証言は、「午後6時半前、ボーンという音で上空を見た。雲の切れ間からジャンボ機がふだんの二倍近い大きさで見えた。大きく右旋回したので不思議に感じた。」 ボーンという音はYouTubeなどでも検証されています。そして音の正体は何なのか?には以下の2つが考えられます。 1,123便に危害を加えた超音速の飛翔体が発したソニックブーム 2,123便の後部が破壊した際に機体が発したソニックブーム 1の音の正体が超音速の飛翔体であった場合、それは「ソニックブームカーペット」と称する現象を起こします。これは超音速の飛翔体の飛行経路に沿って「ボーン」という音を帯状にまき散らします。 これは、ある一地点でそれを聞いた人には1回だけですが,飛行経路沿いの340m離れた別の人は1秒遅れもしくは1秒前に音を1回だけ聞くことになります。 そして別々の地点で聞いた人には、同じ大きさの音または同じ音色に聞こえます。超音速の飛翔体が原因だった場合、時間差を置いて複数の人が同じ音を聞くことになります。 しかし、36年経っても「ボーン」という音を聞いたと証言している人は「駅前のタクシー運転手2名」と「海釣りをしていた人2名?」と「駅の北西のワタナベさん」の3地点5名しかいません。 この3地点の正確な距離と音を聞いた時刻がコンマ秒で正確に解れば超音速飛翔体による「ソニックブームカーペット」か起きていたのか否かを判定できます。 しかし、この解析方法は正確な時間情報が得られないため無理があります。 2の機体が音を発した場合は、「ボーン」という音は123便が音を発した位置の一点からの1回しか発音しません。 その場所から近い人ほど大きな音もしくは周波数の高い音が伝わります。逆に遠くにいた人ほど小さな音もしくは低い音が伝わります。 ですので正確な123便の飛行経路から算出される123便から音を観測された3地点まで距離と、それぞれの場所で聞いた音の大さや音色が分かれば音の正体を特定することができるのです。 音の正体を明らかにするための証拠が、ありがたいことに残されていました。 それは別々の2地点で音を聞いた人たちの音の音色に関する詳細なコメントが残されています。 駅前のタクシー運転手の方たちは「花火のような腹に響くような感じ」と比較的低い周波数の音として表現しています。一方、海釣りをしていた人たちは「金属同士が衝突したようなカン高い音」といったように同じ音を聞いたはずですが別の音であったような表現をしています。 先ほども申しましたが、この2つのコメントの差は音を聞いた場所から123便までの距離を示しています。そのため音の正体は超音速の飛翔体ではないと推定できます。 海釣りの人たちが聞いた音には機体後部のジュラルミンが飛び散った金属音が混じっていたこと示しています。 一般的に金属音のような周波数の高い音は距離が遠くなると減衰して聞こえ難くなります。 そのため海釣りをされていた地点のほうが駅前よりも123便に近かった可能性があります。 せきたにさんたちが追及・解析されている正確な123便の飛行経路においてCVRの衝撃音が発せられた「時刻」における123便の正確な「位置」 そしてその「位置」から地上で音を聞いた3地点までのそれぞれの距離を求めることは出来ませんでしょうか? それが解れば、先のような理由からソニックブームの正体を推定ではなく断定することができます。 以上、よろしくお願いします。
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