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御巣鷹山の悲劇
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事故調報告書「本文」ページ157に、「相模湾海底調査区域」と題する図が掲載されています。 この図では、レーダ情報による推定飛行径路、推定異常発生点、海底調査区域が描かれ、事故調は、この図に示された区域で日航機の残骸などの調査を行いました。 ところが、DFDRに基づいて計算した飛行経路上の異常発生点よりも、事故調が示す異常発生点は南西に約6km外れています。 また、伊豆半島を横断する経路も、DFDRに基づく飛行経路よりも、事故調の推定飛行径路は南に2km以上外れています。 この状況を、下記のイメピク図に赤字・赤線で示します。 DFDRに基づく飛行経路とDFDRに示す飛行高度は、河津駅前の目撃情報にも合致します。 https://imepic.jp/20241111/310510 また、残骸が飛散した 範囲をピンク色で塗りつぶして示します。その楕円形の南西の端は異常発生点から重い物体が日航機から離脱して到達できる距離のおよそ8.5kmを示し、空気抵抗の大きい薄い物やや小さい物は広く飛散したと想定します。 従って、DFDRに基づく異常発生点から想定される残骸分散区域からは大きく外れた区域を、しかも海岸寄りの浅い区域のみを、事故調は調査したということです。 これでは、証拠物件を発見・回収できるはずがありません。 ――― 角田著P21の、河津駅前の目撃情報から算定すると、河津駅前から異常発生地点までの水平距離は飛行高度7200mの2倍の14.4km。 残骸の飛散距離は飛行高度の平方根に比例します。 仮に、飛行高度が半分の3600mなら河津駅前から異常発生地点までの距離も半分の7.2kmとなり、残骸は稲取港付近の陸上にも落ちるはずですが、そのような記録はありません。
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