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御巣鷹山の悲劇
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> 隔壁のあとには別の壁があるのだと思います。 > 解説書も私なりに懸命に読みましたけど、そこにあった図をみてもやはり、隔壁の後ろにはまだ小部屋があるようです。 構造としてはその通りです。 ただし、隔壁より後ろの小部屋は与圧されていません。 後部の小部屋や、垂直尾翼の内側は、飛行機のボディの中ではありますが 客室(隔壁より前)と違って人間の事を考えた環境は保たれていません。 上空では後部区画の気圧は低くなります。そんな過酷な低圧環境を隔てる為の圧力隔壁です。 なので、隔壁に穴ができると、まず後部スペースに空気が流入します。 しかしAPU防火壁や垂直尾翼の内部空間(アフトトルクボックス)は、内外の気圧差に耐えられる強度はありません。 パンクしてしまうように壊れます。 垂直尾翼やテールコーンが壊れると、そこは開口部になります。 客室→隔壁の穴→後部へと空気が抜けて、損壊部から外へ出ます。 (段階を追ってプロセスを書きましたが、時間としては短いです。これらは我々の生活感覚では一瞬と言っていいうちに起こります) 風が吹くのは客室→後部の隔壁の穴 へと空気が流れるからですが、 乗客が風をひしひしと感じたかは分かりません。 生存者の印象にはあまり残っていないようです。 天井付近を風が流れたという説は、それなりに説得力があるのではないでしょうか。 圧力隔壁の前には化粧室があるからです。これがバリケードになって、風を遮ります。 化粧室をよけるために上を通らないと空気は移動できませんし、座席の列は幾重にも衝立が並んでいるようなものです。 やはり天井部分が最も風が流れたでしょう。 客室内でも、ひょっとしたら、背もたれより上の高さや、通路部分では、座っている人よりは比較的風を感じられたかもしれませんが。
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