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御巣鷹山の悲劇
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> せきたにさん > だいぶ前のコメントを引用してすみません。 > > A 圧力隔壁が破れて急減圧が起きたことによって客室内に空気の流れが生じた。 > > B 急減圧によって生じた空気の流れによって垂直尾翼が吹き飛ばされてしまった。 > > AとBは明らかに次元の異なる現象であるというべきで、Aが起きてもBが起きるわけではないのに、JAL123便の場合ではAが起きたら必然的にBが起きるのだとされてしまっているところに問題点がある。 > このコメントで条件AとBの因果関係がないとお考えだというところまではなんとなく分かりました。 > ですが条件A自体が恥ずかしながら理解が及びません。 > 圧力隔壁が破れると急減圧が起こるのはどうしてなのでしょう? > いろいろな情報があり、また飛行機の構造がよく分かっていないため、ただいま大変混乱しております。 > ご教授いただけたら幸いです。 航空機を形造っている外壁の中には外気と触れ合っている外壁とは別に圧力隔壁で囲まれた与圧領域というのがある。 なぜか? 航空機は地上との比較では相当高い場所を飛行する。 その際、地上との比較で気圧が低くなり、空気も薄くなる。 短時間で地上⇒高度7,000メートルといったところまで移動すると高山病又は減圧症といった深刻な症状に見舞われてしまう。 そこで、高度が上がるにつれ、客室内に人工的に空気を送り込みながら、地上と同レベルの圧力にするため、圧力隔壁はパンパンに膨れた状態となる。 その圧力隔壁がパンパンに膨れている状態で突然一部が破れると風船に穴を空けたように与圧領域内の空気が航空機の外壁に向けて流れ込む。 その現象を急減圧と言われる。 急減圧によって圧力隔壁に穴が空いた箇所に向けて客室内の物体が飛来するが、シートベルトをしていなかったらそれが人になってしまう場合もある。 プレッシャーリリーフドアはそういったことが起きた場合、外気に向けて外側に開いて機内の与圧領域外に流れ込んできた空気を外気に向けて逃がすことによって航空機の外壁にダメージを与えないための役割を果たす。 上記現象Aが起きただけでも客室内は荒れるが、上記現象Bに直結しないための方策が練られているものだ。 だから、上記現象Aが起きただけで上記Bが自動的に起きてしまうようなら、プレッシャーリリースドアはその役割を果たしていないことになる。 JAL123便は事故調が相模湾上空で圧力隔壁が破れたとされる時刻後に犠牲者が客室内を撮影した写真があり、荒れた様子が見てとれないので上記現象Aすら起きていなかった可能性が高いと言っている。 以上の説明でおわかりいただけただろうか。
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