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御巣鷹山の悲劇
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風のたよりです。 再調査に欠かせない事故調査報告書の推定よりもより正しい推定を明らかにするため「第一の風(2)」について記します。 事故調査報告書では減圧時の風を以下のように記しています。 天井裏で30m/s、客室では10m/s これは、真っ赤なウソです。 圧力隔壁に1.8㎡の大きさの穴が開いて、「パーン」と言う音がしたことから衝撃波すなわち音速に達する速度で空気が流出しています。 そして、空気の流速は音速を超えることは出来ません。 すると開口穴からの空気流出量は1.8㎡×340m/s=612㎥/sになります。 (機体の輪切り面関は6m×3.14=18.84㎡なので、機体内を流れる空気速度は612÷18.84=32.48m/sになります。これは直径6mの機体断面のどの場所でも流速が32.48m/sという意味になります) 機体の客室の面積と天井裏の面積の比を10:1とした場合、客室の面積は17.127㎡天井裏の面積は1.712㎡になります。 すると事故調査報告書にある客室の流量は10m/s×17.127㎡=171.27㎥/s、天井裏の流量は30m/s×1.712=51.36㎥sになります。 その両方の流量を足すと171.27+51.36=222.63㎥/sにしかなりません。 上記で求めた隔壁通過流量612㎥/sの約1/3にしかなりません。よって、全く辻褄が合いません。 もしも、222.63㎥/sが正しいとすると圧力隔壁の穴の面積は約1/3の0.654㎡になります。 この大きさなら、ボーイングの主張によるプレッシャーリリーフドアが有効に機能する面積(0.44㎡)に極めて近い値になります。 よって機体の損壊は防げた可能性があります。 本来、天井の内装パネルなんかに機体内部を厳密に仕切る能力なんかある訳ないのですが、 もし仮に事故調の主張どうり客室と天井裏を完璧に仕切れたと考えた場合、 天井裏で30m/sの風だとすると客室では(612-1.712×30)÷17.127=32.73m/sとなり客室と天井裏の流速はほぼ同じになります。 逆に客室ので10m/sの風だとすると天井裏では(612-17.127×10)÷1.712=257.43m/sととんでもない風速に達します。 事故調に記された第一の風に関する描写は、生存者証言に沿った書き方をしようとしたために機体後部の損壊に至らないような弱風にしてしまっています。 しかし、後部破壊の計算ページでは全く悪びれることなく機体後部をぶっ飛ばす条件に注力しています。両者は全く辻褄が合いません。 嘘だらけの事故調査報告書なんかに騙されないよう気を付けましょう。 以上です。
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