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御巣鷹山の悲劇
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「風の便り」様 「人見徹」様 「佐伯」様 「無名」様 へ 管理人です。 「第二の風」に関する議論を見せてもらっておりました。ご苦労さまでした。 この度「風のたより」さんによる一連の「第二の風」に関するスレッドについて終了宣言がありましたので、管理人から同スレッドに関してのコメントを記しておきたいと思います。 「風のたより」さんが提唱される「第二の風」というのは「第一の風」が吹き終わった後に機内の気圧を外気圧の70%まで下げるほどの減圧を起こす「第二の風」が起こるというものでした。 その根拠として、アスピレータ「流水ポンプ」が一斗缶を減圧によって凹ませてしまう現象の動画をご紹介いただきました。 https://www.youtube.com/watch?v=Rc20GeGeTcM&t=896s 動画では一斗缶内の空気が流水に吸い込まれてしまう様子が映し出されていましたが、「風のたより」さんの説明によると、JAL123便にあてはめると、流水が時速800kmで飛行している場合の外気の流れ、一斗缶は機内に該当し、流水の流れ同様、機内の空気が外気の流れに吸い込まれるように外に出て行くので、「第一の風」によって0.4気圧まで下がった機内が更に「第二の風」によって減圧が進み、機内は外気圧の0.4気圧×0.7 = 0.28気圧まで下がってしまうというのです。 この事柄の真偽はともかく、「風のたより」さんのご説明でわかりにくいと感じたところはその後で、 > 「風下の開口穴内壁近傍の空気流速は、外気すなわち扇風機の風速とほぼ同じ速度で吸い出されます。」 と記されておられるそのすぐ後に > 「一方、開口穴の中央部では吸い込み流れが生じます。」 と記されている箇所でした。 流水ポンプにおける一斗缶の場合にあてはめると、一斗缶内の空気が流水の流れに吸い込まれていく一方で流水が一斗缶内に入り込んでくる動きがあるということになりますが、動画の中ではその現象が起きているかどうかわかりませんでしたが、減圧によってぺしゃんこになった一斗缶の中に流水の水がある程度入り込んでいればそのことで証明されるのではないかと感じましたが・・・ 開口部の中央部では吸い込み流れが生じることの説明に関しては、アスピレータ(流水ポンプ)の実験結果ではなく、「カルマン渦」又は「スモーク風」によって説明がなされましたが、もしも、アスピレータ(流水ポンプ)の実験においてぺしゃんこになった一斗缶の中に水が全く入り込んでいなければ、その後で説明がありましたところの「カルマン渦」又は「スモーク風」によって中央部では吸い込み流れが生じるということと、アスピレータ(流水ポンプ)によって周りの空気が減圧されると言うこととは同列に論じられる事柄ではなくなってしまいます。 更に、「第二の風」によって機内の気圧が外気圧よりも下がるということについては、「第一の風」の後、「第二の風」によって更に出て行く風と入ってくる風とがあるということであっても、既に「第一の風」によって機内が外気圧と同一となっている場合は、入ってくる風が機内の圧力を更に低下させる要因になるとは思えないので、「第一の風」の後、更に別の要因によって出て行く風だけを問題にされた方がわかりやすいのではないかと感じたところでした。 前にも記しましたが、「第二の風」は「第一の風」が吹いたことを前提とする風ですので、「第一の風」が確実に吹いたかどうかについて議論の余地があるとされている場合、過去の航空機事故で飛行中「第一の風」が吹いたことが確実な事例の中でも報告のない「第二の風」を基準にして議論を進めるのは学究的なテーマとしては面白いかもしれませんが、JAL123便墜落事故の事故原因の追求をテーマとする場合は焦点がずれて行くように感じられました。 「第二の風」スレッドに関するコメントは以上でございます。
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