*著「永遠に許されざる者」を読んで

  • 投稿No.3056
  • 投稿者: 8.12連絡会 事故調査 分科会 会長 遺族 小田周二
  • 投稿日:2023-11-25 23:53:01

   ある読者(氏名 ON(女性)の感想文を 紹介し、転載します。
  
{半年前から青山透子さんの本を3冊読み、衝撃を受けましたが、更にご遺族の小田さんの詳細多岐にわたる報告書を読み、この事件は確信的犯罪だと思いました。
 こんな恐ろしい事実だからこそ関係者によって38年間隠され続けてきたとも言えます。
 3000人近いという遺族の中であなたのような正義感のある方がたった2人(訴訟の原告吉備素子さん)とは信じ難いことです。この本を読んだ遺族の方々はどう思っているのかが知りたいです。
 自分の愛する家族の死因が事故なのか他殺なのか知りたくない。死んだ者は帰って来ないのだからと思う人が大半なのでしょうか?
 賠償金(見舞金)を受け取れば何も異議を申し立てないと誓約書を書かされたのでしょうか? 遺族会の分裂とは?
 私が想像できない色々な事情があるのでしょうが、 遺族が一枚岩になれないことは相手にとって好都合です。

 この事件が示す最も重要なことは「自衛隊が守るのは国家であって国民ではない」「命令があれば民間人を容赦なく殺す組織」だということ。 更に「国家が人を殺しても裁かれない」
 太平洋戦争末期に大陸で民間人を置き去りにして逃げた関東軍、沖縄戦で島民を見殺しにした日本兵と同じです。しかしこれは戦争中の事であって、平和な時代の日航機事件とは大きく異なります。
 この大量殺戮事件を葬り去ることは断じて許してはならない。真相を公表する事が日本の民主主義の未来に不可欠なのです。軍備をこのまま増強させて良いのか? 日本の空を軍事演習の場にして良いのか?
 「空の安全」とは航空会社だけの努力では成し得ないのです。私は微力ながら知人にこの本を薦めてはいますが、それだけでは全く足りない。
 若い人は本を読まないし、50代以前の人はこの事件さえ知らないのです。日本の報道機関の自由度はロシア、中国と余り変わらない程度のもの。司法も国の奉仕者に成り下がり用をなさない。
 かろうじて一部の出版社だけがこの本を世に送り出してくれたわけです。先週、日本テレビで日航機墜落事故を取り上げましたが、従来通りの嘘の上塗りの内容で失望しました。

 アメリカではケネディ暗殺事件が度々マスコミに取り上げられ、映画も作成されているのとは大きな違いです。「史上最大の航空機撃墜事件」として海外メディアに発信してはいかがでしょうか?
 私は先日青山透子さんに(出版社を通じて)著書を英訳してBBCに送ってはどうかとメールをしました。 38年もたった今日本の中だけでは無理なような気がします。
 何とか真実が世界に公表され、亡くなった520名の無念が晴らされる日が来ることを願っています。}
 
 注)小田による、「許されざる者」の概要
  日航機墜落は 機体故障による事故でなく、(重大な殺害事件)だと 関係者には 事故発生当時から、知っており 分かっていた。 
  このため、真の加害者:中曾根総理、自衛隊は自分らの権力維持と責任回避のために、「殺害事件を事故」として捏造して、真実を隠蔽することにして、事故報告書を捏造し、
  真実を隠蔽して 国民、遺族を騙し、嘘を言って 国の施策を誤らせ、大きな被害を齎せ、日本の恥を世界に晒した。
  無辜の国民を殺害して、権力の維持を図るのは 日本の権力者の凶悪な体質で、国民も奴隷として、黙って真実の追究を諦め、この嘘を信じる体質であることを 世界に示した。
  この書には 重要で明白な証拠資料が多数記載提示されており、又事故の真実(仮説)を詳細に記載されている。
   
 *注―2)本件の読者感想文は 小田が著書に(メールアドレス)を記載したので、多数の感想文、賛同と激励文が寄せられ、この文書は その一例である。

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