Re.(6) 天井裏の風?

  • 投稿No.241 元投稿No.239 さんへの返信
  • 投稿者:あの時助けていただいたカレーです
  • 投稿日:2021-12-13 19:45:24

> 隔壁のあとには別の壁があるのだと思います。
> 解説書も私なりに懸命に読みましたけど、そこにあった図をみてもやはり、隔壁の後ろにはまだ小部屋があるようです。

構造としてはその通りです。
ただし、隔壁より後ろの小部屋は与圧されていません。
後部の小部屋や、垂直尾翼の内側は、飛行機のボディの中ではありますが
客室(隔壁より前)と違って人間の事を考えた環境は保たれていません。
上空では後部区画の気圧は低くなります。そんな過酷な低圧環境を隔てる為の圧力隔壁です。

なので、隔壁に穴ができると、まず後部スペースに空気が流入します。
しかしAPU防火壁や垂直尾翼の内部空間(アフトトルクボックス)は、内外の気圧差に耐えられる強度はありません。
パンクしてしまうように壊れます。
垂直尾翼やテールコーンが壊れると、そこは開口部になります。
客室→隔壁の穴→後部へと空気が抜けて、損壊部から外へ出ます。
(段階を追ってプロセスを書きましたが、時間としては短いです。これらは我々の生活感覚では一瞬と言っていいうちに起こります)

風が吹くのは客室→後部の隔壁の穴 へと空気が流れるからですが、
乗客が風をひしひしと感じたかは分かりません。
生存者の印象にはあまり残っていないようです。

天井付近を風が流れたという説は、それなりに説得力があるのではないでしょうか。
圧力隔壁の前には化粧室があるからです。これがバリケードになって、風を遮ります。

化粧室をよけるために上を通らないと空気は移動できませんし、座席の列は幾重にも衝立が並んでいるようなものです。
やはり天井部分が最も風が流れたでしょう。
客室内でも、ひょっとしたら、背もたれより上の高さや、通路部分では、座っている人よりは比較的風を感じられたかもしれませんが。

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