垂直尾翼の内圧ー2

  • 投稿No.1711
  • 投稿者:鷹富士
  • 投稿日:2022-05-07 14:28:46

 若干の補足をします。

 先のNo.1708の記述の中ほどに、「2室は外気圧に対して概ね20~17.4kPaの差圧と・・・」と記しています。
 一方、1室(客室)の外気圧との差圧は、事故調報告書「別冊」のページ73の図によると、圧力隔壁破壊の始点から0.5秒までに、60pKaから48pKaに低下しています。

 そうすると、1室と2室との間の差圧は極めて大きくなり、この点が矛盾として残ります。

そこで、5室と6室の間の風路面積を1.228m2ではなく、0.35m2として計算しなおすと、2室の気圧は46.8kPa~41.3kPaとなり、「別冊」ページ76の2室の曲線にほぼ合致します。つまり、ページ75と76の図は、ページ64の付表―2に記載されている1.228m2ではなく、0.35m2で計算した数値で図を作った偽装です。

 1.228m2を使って正しく計算すると、先のNo.1708の記述の中ほどにある、「差圧約3.4~3kPaによって」から「2室は外気圧に対して概ね20~17.4kPaの差圧」までの全ての差圧は約1.7倍になり、0,15秒から0,5秒までに、2室の差圧は約34~29kPaで変化します。また、防火壁が脱落するタイミングも早くなり、2室および5室の差圧上昇が抑えられますが、その変化は複雑すぎるので説明を省略します。

 差圧が1.7倍になると風量も1.7倍になり、1室(客室)の気圧低下の速さも1.7倍を想定できますから、1室(客室)の外気圧との差圧は、圧力隔壁破壊の始点から0.5秒までに、60kPaから40kPaに低下します。

 このように計算すると、1室、2室、5室、6室の差圧の変化が矛盾なく成立します。

 ところが、2室の差圧は上記のように、約34kPaをピークにして徐々に低下していきますから、それよりも低い垂直尾翼の内圧は、それが破壊する34kPa(4.75psi)に達することがありません。

 それでは困るから、事故調報告書はデータを偽装したということになります。

 この掲示板では上付き小文字を使えないので、面積の単位として、上記の文では「平方メートル」を「m2」と表記します。

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