(続々々)1つの仮説
- 投稿No.3498
- 投稿者:尾宮次夫
- 投稿日:2024-08-22 15:45:40
前稿(No.3487)では、(3)横田管制による着陸許可はフェイントをかけたもの(「見せかけ」)であり (4)事故機(日航123便)撃墜命令を出したのは基地司令官であり、これはCIAの指令と考えられると述べました。
なぜ中曽根首相でないか、と言いますと、事故(異常事態発生)の第1報が入ったのが、多分18:35頃でしょう。墜落時刻は18:56頃です。撃墜命令をパイロットに伝えるには、少なくとも撃墜5分くらい前でないと間に合いません。直接、首相がパイロットに命令することなどできませんから、幕僚長、航空司令と組織を通して伝達するには、それなりの時間がかかります。折惡しく官庁は夏休みで退庁時刻を過ぎています。首相は静養先の軽井沢から帰京する特急列車内で、しかも官邸や自衛隊などとの交信は非常電話のみです。このような状況下で、果たして首相の命令は撃墜5分前までに届くでしょうか。そして、この一部始終は確実に横田基地(CIA)に傍受されているはずです。CIAの謀略は細く調べて実行に移されますから、これらは偶然に起こったように見えますが、仕組まれていたと考えれば自然の流れです。
わたしは、事故の第1報から撃墜命令を出せるまでの時間が僅か10〜15分しかなかったことを考えると、如何に優秀な頭脳を持つ中曽根首相と言えども、非常電話を通して上がって来る各分掌からの情報を整理して、独断で撃墜命令を出せる状況にはなかったと思います。したがって、この交信を傍受した横田基地(CIA)が日本政府の困窮(何とか誤射を秘密裡に処理したい、しかし乗客、乗員の生命も救いたいという二律背反)を最大限に利用して撃墜命令を出したものと想定します。また、事故機は横田空域を「迷走」(事故調査報告書の表現)飛行中ですから、首相が「撃墜したい」と思っても、撃墜命令は出せなかったと思います。
この投稿をご覧になっている方の中には、米軍が自衛隊機に撃墜命令が出せるのか、指揮命令系統が違うのではないか、「あり得ない」と否定される方もおいででしょう。しかし、CIAには各国にエージェントがいますし、これに協力する人物もいるのです。かれら(女性も含めて)の協力なくして謀略は成功しません。日本政府部内や自衛隊の中にも確実にいるはずです。
(5)機種(JA8119機=日航123便)選定はいつ確定したのでしょうか?
′85.6に製造20年経過した747型日航機の検査をボーイング社が行っています。この時、7年前に大阪空港で「尻もち」をついたJA8119機が該当機種に入っていないことについて、日航とボーイング社との間でやり取りをしています。
わたしはこの時、すでにJA8119機が当該機として確定していたか、この時点で当該機に選定されたのではないかと思います。当然、ボーイング社の内部にも協力者がいるはずですから。
総括します。アメリカ(CIA)は′ 70年代後半から急速に経済発展を遂げて、アメリカの経済的地位を脅かすまでになった日本の国力を削ぎ、アメリカの意図に逆らえないようにするための謀略を画策します。その犠牲になったのが日航123便事件です。
まず、直近に迫っていたプラザ合意(9.22)を成功させるために、海上自衛隊の訓練(とくに護衛艦「まつゆき」の試運転)に的を絞り、標的機ないし模擬ミサイルの誤射に見せかけ日航123便墜落を図りましたが、想定外のことが起こりました。異常事態(垂直尾翼の大部分と操縦系統(APU)の喪失)により墜落するはずの事故機が、乗務員の卓越した操縦技術(ポラリス賞受賞=世界民間航空機操縦の最高賞)により羽田に帰還しようと必死の飛行を続けたことです。この間、横田管制からは着陸許可の呼びかけがありましたが、これはあくまで「見せかけ」で、最後は追尾していた自衛隊機によるミサイルで「御巣鷹の尾根」に撃墜されました。撃墜命令は横田基地(CIA)から出されたものと思われます。
墜落現場はミサイル撃墜の痕跡を消す作業のため時間稼ぎが行われ、容易に特定されませんでした。この墜落現場を操作してメディアを撹乱する作戦は、米軍が過去にもしばしば行なっています。
この事件が入念に仕組まれたことは、機種選定から日本の首相の動向、官庁の休暇期間、乗務員の経歴まで細かく調査された上でのことからも、アメリカ(CIA)による謀略だということが分かります。
以上述べたことは、あくまでもわたし個人の想定した1つの仮説です。ここまでお付き合いいただいた方々に心より御礼申し上げます。また、この事件で犠牲になられた521人(胎児1人を含む)の方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。