御巣鷹山の悲劇

Re. 航空大事故の予測　から

　井上氏が、フライトレコーダーより推算し、点線で描いた航跡の墜落地点は、実際の墜落地点より北30km付近にあります。
日航機が離陸してから墜落まで、およそ45分＝2700秒ですから、
彼の横風修正図は、30000÷2700=11.1
なので、秒速約11mの北風を想定して修正しています。　

日本列島の上空には、常に西風が吹いていることが常識で、筑波の高層気象観測所のデータでは、8月の上層7000mで秒速8mの西風を示しています。
従って、井上氏の航跡図は、常識外れの奇想天外な図で、
正確に言えば、彼が入手したフライトレコーダーのデータは偽物だといえます。

もし、井上著にHDG,TAS,ALTなどのデータが、離陸から墜落まで全体が載っていれば、その誤りを指摘できます。

> 見づらい資料ではありますが、情報として提供させて頂きます。