Re.(17) 違和感

  • 投稿No.2533 元投稿No.2532 せきたにさんへの返信
  • 投稿者:文系ちゃん
  • 投稿日:2023-02-23 17:40:13

せきたにさまへ

黒沢さんの目撃談は、墜落の直前ですので、例の日原で写真を撮影されて以降のこととなるかと思われます。
途中の経路はAであっても、Bであっても特に影響はないものと考えます。

A側を重視するとなりますと、北東 33km 15000ft といった情報に間違いはないのか という点が気になります。ただ、123便に対する情報であることに揺るぎはないものと思われます。

B側を重視するとなりますと、目撃したのが本当に123便であったのか、他の機体ではなかったのか という疑問はあるかと思います。
正確な高度情報か、近くでの他の目撃証言を参照できれば といったところはあるかと思います。

> 【情報A】-1『疑惑』91ページ 
> 東京都西多摩郡五日市町入野750-1 南澤輝明さん(35) 会社役員の証言<Br /> あの日は私の誕生日なので、よく憶えています。町の南側にある今熊山(八王子市美山町)の方向から、大きな飛行機が現われ、北北東の方向へ水平にゆっくり飛んでいた。秋川や町の上空を横切って日の出町方向の山へ消えました。五日市高校の上空あたりを飛んでいる様子でした。横田米軍基地に降りると思いましたが、普段米軍機は低空でこんな所を飛ばないので墜ちるのでは・・・・・・と感じました。時間は午後6時45分頃の20~30秒間です。

> 【情報A】-2 
> 8月14日付けの夕刊フジ(大阪本社版)には東京航空交通管制部(所沢市)のレーザーによると、午後6時45分には123便の機影は神奈川県座間市の北東33キロで、高度15,000フィートにあったと書かれている。

> 【情報B】『疑惑』の著者角田四郎氏の大月のキャンプ地からの目撃談(同書54ページ~56ページ)
> 「ほぼ南を向いて立っていた私の左手に、北から南へ向かって、少し右に傾いた民間航空機であった。民間機と瞬時に思ったのは、窓が一列にたくさん見えたからである。」「大きな飛行機という印象も、やたら窓がはっきり見えていたからである。高度もそれゆえに低く感じたし、速度も実にゆっくりに見えていた。」私はまた風にあたりながら足腰の屈伸運動や深呼吸をした。目の前の川向こうの山が夕日に映えていた。そのとき、飛び去ったと思った飛行機がその山の右へひょっこり顔を出した。今度は西に向かっている。さっきよりは距離があって小さく見えるが、あまり上昇していないと感じた。今度はすぐに次の山影にかくれて見えなくなった。<Br /> 私は「あの飛行機やっぱりちょっとおかしいな」とだけ感じた。それは米軍基地は東の方角だからであった。「あの高度、速度は、これから着陸する感じだったが」とも思いながら、私は振り返って自分のバンガローに向かった。大きな飛行機を見ていたのは6時40分~41分頃から43分~44分の間であった。

> 以下の目撃談は上記AかBのいずれで目撃された飛行機だろうか?

> 『墜落の村』(飯塚 訓)91~94
>  ジャンボ旅客機が墜落する直前と墜ちた直後の状況を感知し目撃した人は意外に多い。だが、ほとんどの情報は長野県側であった。墜落直前と直後の群馬県側の目撃者は一人だけであった。

>  昭和50年代ごろまでの上野村は、農業、林業、狩猟、そして炭焼きなどで生計を立てていた。

>  〈野栗沢地区で五十の坂を越えたばかりの夫と長男夫婦の四人で菊栽培をしているという黒沢フサさん(52歳)の話〉

>  「お盆の七月、八月(旧盆)が、最も忙しい菊の収穫期なんさねー、飛行機がおっこちた八月十二日は、お盆さまの前日だからねえ。天気ばかり気になったいねー。毎晩のようにゴロゴロ(雷)さまに見舞われていたからねー。あの日は特に早くからゴロゴロさまとすごい雨に見舞われていてさあね。なにしろ菊の切り取りで一番忙しい日だもんで、空を見上げては、やきもきしていたんさね。

>  十三日の早朝に出荷しなきゃあなんねからね。だけど、ゴロゴロさまだけはおっかねえから、どうにもなんねえもんねえー。鳴るのが収まるのを待つだけさあね。

>  ゴロゴロさまが鳴り止み、雨も上がってくれたんが、夕方の五時半ごろだったいねー。
>  それっと、あっしと父ちゃん、息子を嫁御さんの四人が、二台の軽トラックに乗って菊の山へ行ったんさ。まだ空にはどんよりと気味の悪いような黒い雲が垂れこめていて、薄暗いようだったいねー。
>  このあたりは高い山に囲まれているもんだから、陽の沈むのも早いんさねー。山の畑は山を切り崩してつくったんでねー。あの辺では一番高い場所なんさね。

>  国道はずっと目の下に見えるんよ。山が水平に見えるところなんか、ほかにはどこにもないがね。
> 『御巣鷹山』方面の山並みが同じ目線で見えるところっていったら、うちの山ぐれえだんべえねー」

>  上野村から見る空は、丸くない。三角の空だ。御巣鷹山のある西方の山と山の谷間が、扇形になっている。
>  だが、国道や集落からは、この谷間は見えない。千~二千メートル級の高山が眼前にそびえ立っているからだ。菊畑のある小高い山の斜面からは、山の頂上から谷までが一望できる。いくつもの山が連なって見える、という。

> 「菊の切り取りが済んで、トラックに積んでたら、頭の上を飛行機が『うわん、うわん』というか、『がおん、がおん』というような爆音を立てて、低く飛んでいったんさね。
> 『飛行機もこんな暗前(夕方)に、飛ばなくったって、もっと明るい娑婆で飛べばいいものを』なんてひとり言を言いながら、トラックの荷台に乗っかったんさねー。嫁は倅(せがれ)の車の荷台にね。なにしろ帰り道は急なノリ(傾斜)なもんだからねえ。

>  そしたら、トラックが動き出した直後かのおー。
> 『どん!』というような口では言い表せないすごい音がしたんさね。生まれてはじめて聞く音だあね。あっしは飛行機の音が気になったもんだから、すぐに音のしたあの山の方を見たんだいねえ・・・・・・。
>  そしたら、あの山と山の間の扇型の空が真っ赤に染まっていたんさね。
> 他の空はまだどんより黒い雲が垂れこめていたんにねえ。あの山の谷間はうちの山からでなくちゃあ見えねえやねえ。国道からもどこのヤツ(集落)からも見えねえやねえー。高え山の稜線を見上げるだけだもんね。まあ驚いたねえ。燃えるような赤色というんかねえ。でもあんな赤い空は見たことないやねえ。飛行機が墜ちたなんてこたあ、思いもしなかったもんねー。こんな夕焼け、生まれてはじめて見るなあ、と思ったんさね」