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御巣鷹山の悲劇
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1、原告が求めたのはCVRとDFDRの生テープの開示ですが一審二審共、敗訴でした。 2、この著書には「異常外力の着力点」という言葉が20箇所余(p18・・・・・・・p309)に出てきます。 この言葉は事故調報告書「別冊」の付録ー6の解析に載っている言葉で、青山氏は、事故調報告書のこの解析を根拠に 「日航機の垂直尾翼側面に飛翔体が当たり、11トンの巨大な力を生じて垂直尾翼を破壊させたもので、事故調はそのことを認識していた」と論じています。 しかし、青山氏は事故調報告書の解析を誤解しています。 まず、「着力点」および「外力」という構造力学の用語の意味を誤解しています。著者は、構造力学の参考書を謙虚に読むべきです。 次に、付録-6の説明では、「11トン」の力は防火壁が内圧で破壊して離脱した時に生ずる前方向の反力であって、垂直尾翼に生ずる力ではありません。 さらに、付録ー6の計算では、異常外力は上から下へ向かう力であり、75キロポンド(34トン)の巨大な力で、これは、側面から何かがぶつかったためでなく、垂直尾翼が内圧で破壊したことを想定して計算しています。 著者の解釈は、工学部の建築系または機械系の構造力学を履修した人が読んだら、馬鹿馬鹿しくて一笑に付します。 青山氏の「異常外力の着力点」に関する誤解は、前著の「圧力隔壁説をくつがえす」に始まり、その著作を読んだ人から青山氏の誤解を指摘されているのにそれを受け入れず、今回の裁判資料およびこの著書にそのまま引き継がれています。 3、CVRに関する疑問を、p53~p57など、10ページに亘って述べています。様々に疑惑が述べられていますが、それらを解明する手段を講じないまま、この著作の中で、市中に出回っているCVRのコピーは偽者、と決め付けている点は賛同できません。 4、ある時期に「日航123便事件は自衛隊がやった」という話が日航幹部の中で語られていた、とp80~p82で述べています。それは、日航の責任逃れのための作り話なのか、確かな根拠に基づく話なのか、追求が必要です。 5、DFDRに関しては具体的な疑問が述べられていません。従って、この裁判で開示請求した理由が不明です。
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